④南洋材

タウン

Taun Taun2

名称・・・タウン(Taun)

その他呼び名・・・マトア、カサイ、マルガイ、ソロモンマホガニー、ニューギニアマホガニー、蕃竜眼(バンリュウガン)

科目・・・ムクロジ科ポメティア(Pometia)属・常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Pometia pinnata Forst.

産地・・・台湾、スリランカを含む東南アジアからパプアニューギニア、ソロモン諸島を経てサモアに分布。

色調・・・心材は桃褐色から濃赤褐色。辺材は淡い褐色から赤褐色、灰白色。

性質・・・木理:通直ないし、やや交錯、辺心材の境目:やや明瞭~明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重: 0.58~0.79
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.27
  • 曲げ強度MPa:101
  • 圧縮強度MPa:44
  • せん断強度MPa:11.3
  • 曲げヤング係数GPa:12.3

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~やや困難、鉋掛(カンナガケ):容易~注意、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:困難、塗装性:中

用途・・・造作材、家具、合板
床板、キャビネット、椅子・テーブルなどの脚物家具、屋内用構造材

価格・・・☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:34㎜

その他・・・およそ3樹種あるが、材質が似ているため一括してタウンと呼ばれている。但し今では樹種は1種で、材質の違いは環境などの因子によるものと考えられている。「タウン」はパプアニューギニアからソロモンでの呼び名。インドネシアのカリマンタン方面では「マトア」と呼ぶ。日本への入荷はパプアニューギニアやソロモン諸島からが多い。メランチなどのように大量には得られない。日本の家具工業は、かつて大量のブナを材料として使ってきていたが、ブナの枯渇に伴ってその代替として、このタウンが取り上げられるようになった。また腐食や磨耗に強いことや、木目や色調が似ていることからマホガニーの代替材としても使われる。

  • 【その他色調等】:斑の模様不鮮明。独特の光沢を有し、時に柾目面にリボン杢が現れる。
  • 【その他性質等】:一般に、丸太の形が悪いことが多い。マトアの材質はタウンより少し柔らかく、疎で波状木理もあまりない。
  • 【その他加工等】:表面の仕上がりは良好。釘を打ち込んだ際に損傷が出易いため、工夫が必要。乾燥時に反りや落ち込みが出やすい。
  • 【立木での性質等】:樹高30~40m、樹径0.7~0.8m。

セプター

Seputa_2 Seputa2_2

名称・・・セプター(Sepetir)

その他呼び名・・・セペチール、セペティア、スーパ(フィリピンでの呼び名)、シンドラ(シンドール)(インドネシアでの呼び名)、セプターパヤ(セペチールパヤ)

科目・・・マメ科シンドラ(Sindora)属、プセウドシンドラ(Pseudosindora)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Sindora spp. (Sindora coriacea Prain.などを含む)(*1)、
Pseudosindora palustris Sym.

産地・・・マレーシア、インドネシア、フィリピン、ブルネイ、タイ、カンボジアなどに分布。

色調・・・心材は紅色を帯びた褐色から黄褐色、桃色を帯びるものから濃い赤褐色になるものまである。辺材は麦藁(むぎわら)色。

性質・・・木理:通直~浅く交錯、辺心材の境目:やや不明瞭~明瞭、肌目:やや緻密~やや粗、硬さ:やや硬~硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.57~0.76(*2)
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.13
  • 平均収縮率%(板目方向): 0.26
  • 曲げ強度MPa:91
  • 圧縮強度MPa:46
  • せん断強度MPa:13.5
  • 曲げヤング係数GPa:14.4

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):中~やや困難、鉋掛(カンナガケ):中~やや困難、釘打保持力:弱、糊付接着性:良好~中、乾燥:中~困難、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板
床柱、フローリング、内装材、装飾用材、突き板、トラックのボディ、銃床

価格・・・☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・Sindora属はマレーシア、タイ、カンボジア、フィリピン(スマトラ島、ボルネオ島、スラウェシ島、ジャワ島)などに分布していて、約20種が知られている。Pseudosindora属の場合は1種がマレーシアのサラワク州の海岸に近い地域に分布しているのみである。Sindora属とPseudosindora属(セプターパヤ)は良く似ているが、Sindora属の木材には軸方向細胞間道(樹脂道)があり、それが同心円状に配列しており、一方Pseudosindora属は軸方向細胞間道(樹脂道)を持たないので区別できる。両者ともセプターと呼ばれて、同類の木材として取り扱われることが多い。

  • 【その他色調等】:樹種によっては、濃色の縞があり美しい材面を持つことがある。また樹種によって心材の色が違っている。木目はつんで綺麗だが交差木目が細かくある。斑の模様不明瞭。生材の美しい木目は空気に触れると黒ずんでくる。わずかに光沢を有し、リボン杢も現れる。
  • 【その他性質等】:材面に油性の感触がある。 強度はヒッコリーと同等。樹脂道があるこどで、一般に横断面にヤニが滲み出ていて、濃色のしみになっている。保存性は樹種により差があり、濃色で重硬なものほど高いとされている。広い辺材を持つ。
  • 【その他加工等】:人工乾燥は容易だが、時間をかけてゆっくり乾燥させないと木口に割れが生じやすい。釘打ちによっても割れやすい。切削時、木に含まれるゴム質が絡み刃物の切れ味を損ねる。表面の仕上がりは良好。
  • 【立木での性質等】:樹高30~45m、樹径1.2m。幹は通直で円筒状をなし、著しい根張りはない。

*1:その他Sindora affinisSindora echinocalyxSindora parvifoliaSindora siamensisSindora velutinaCopaifera palustrisCopaifera spp. 等もセプターと呼ばれるようです。
*2:Sindura spp.の値。樹種により幅があり、0.83(Sindura supa Merr. )、0.64~0.72(セプター、パヤ)などの数値もあるようです。

カポール

Kapur Kapur2

名称・・・カポール(Kapur)

その他呼び名・・・カプール、ボルネオカンファーウッド(*1)、竜脳樹(龍脳樹)(リュウノウジュ)

科目・・・フタバガキ科リュウノウジュ(Dryobalanops)属・常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Dryobalanops spp.
Dryobalanops aromatica
Dryobalanops beccarii
Dryobalanops fusca
Dryobalanops keithii
Dryobalanops lanceolata
Dryobalanops oblongifolia
Dryobalanops oocarpa
Dryobalanops rappa などを含む

産地・・・マレーシア、スマトラ(インドネシア)、ボルネオ。

色調・・・心材は黄色を帯びた赤褐色、暗赤褐色、淡紅褐色。辺材は桃色を帯びた淡い黄褐色。

性質・・・木理:やや通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:中~やや硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.70
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.18
  • 平均収縮率%(板目方向):0.35
  • 曲げ強度MPa:116
  • 圧縮強度MPa:62
  • せん断強度MPa:11.8
  • 曲げヤング係数GPa:13.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~注意、鉋掛(カンナガケ):容易~中、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:やや困難、塗装性:注意

用途・・・構造材、造作材、家具、合板
床材、コンクリート型枠用合板、車両用材、船舶用材、器具材

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:18㎜

その他・・・フィリピンには分布が無い。大半は丸太の状態で非常に細かなピンホールの被害を受けていて、装飾性に劣る。樹から芳香のある樹脂の竜脳が得られ、香料、薬用となる。

  • 【その他色調等】:斑の模様明瞭。生長輪はない。
  • 【その他性質等】:反りが生じやすく、表面も毛羽立ちやすい。シロアリの抵抗力は無い。殆どアピトンと同じだが、ヤニは全く無い(*2)。メランチ類と同じように同心円状に配列する軸方向細胞間道(垂直樹脂道)がある。木材が新しい時には強烈な樟脳(しょうのう)の様な芳香がある。水分のある所で、鉄と接触していると濃色の汚染が出ることがある。
  • 【その他加工等】:少し石灰分を含んでいる(放射組織の中にシリカ(ケイ酸塩)の小さい塊を含んでいる)個所もあり、鉋刃の切れ味を鈍らせる。その為製材や加工の際、硬い金属の刃物を使った上で刃の交換を早くする必要がある。接着性は尿素系接着剤には良好だが、フェノール系接着剤には適さない傾向がある。
  • 【立木での性質等】:巨木で樹径2.0m以上のものが多い。

*1:ボルネオカンファーウッドの「カンファー」とは「カンフル(=樟脳)」のことです。ちなみに樟脳は主にクスノキから採れます。
*2:横断面で見ると、垂直樹脂道に濃色のヤニが滲み出ていることもあるようですので、全く無いと言うと語弊があるかも知れません。

タガヤサン

Tagayasan Tagayasan2

名称・・・鉄刀木(Bombay black wood)

その他呼び名・・・テットウボク(*1)、ボンベイブラックウッド、キレット(タイでの呼び名)、ジャハール(マラヤでの呼び名)、紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)(ムラサキタガヤ)(*2)

科目・・・マメ科ジャケツイバラ亜科センナ(Senna)属(ナンバンサイカチ(Cassia)属(*3))・常緑広葉樹・環孔性散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Senna siamea
シノニム(異名):Cassia siamea Lam.(*4)

産地・・・タイ、インド、ミャンマーなど。今ではアジアに広く植栽されている。

色調・・・心材は濃褐色から黒褐色、帯紫黒褐色で、黄褐色の条斑(淡色の細い縞が多数規則的にある)がある。辺材は白っぽい淡色、灰白色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.69~0.88
  • 平均収縮率%(柾目方向):--
  • 平均収縮率%(板目方向):--
  • 曲げ強度MPa:120
  • 圧縮強度MPa:58
  • せん断強度MPa:9.5~10.1
  • 曲げヤング係数GPa:10.1

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難~超困難、鉋掛(カンナガケ):困難~超困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:困難~超困難、塗装性:中

用途・・・家具
床柱、指物、仏壇、象嵌、化粧用単板、ステッキ用材、器具、木槌、楽器、箸

価格・・・☆☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・シタン、コクタンと共に代表的な唐木の一つ。腐蝕に非常に強い為、長く続くという願いを適えるシンボルとして床柱にすると言われている。木材の重くて硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられる。Cassia属は世界の熱帯地域に広く分布し、美しい花を咲かせる種類もあり、庭園用や街路樹としても植えられている。

  • 【その他色調等】:表面仕上げは良好で、磨くと美しい光沢を放つ。斑の模様不明瞭。材肌が現れた直後には黒色をしているが、空気に触れると紫色に変わる。材の柾目面にのみタガヤサンらしい個性の強い斑様を見ることができる。
  • 【その他性質等】:辺材は柔らかい。粘りがあるが、乾燥に狂いやすい。材質は緻密。皮膚を侵す暗粉状物質が含まれている為、要注意。クリソファン・ハイドロアンスランという成分を含んでいる為、長時間製材、木工作業をすると木屑が目を刺激し、結膜炎などを起こす恐れがある。最も良質とされるのはミャンマー近辺産のものであるが、現在は資源保護の為輸出禁止となっている。
  • 【その他加工等】:鉋は立刃のものを使用する。仕上げの段階では砥石で磨き肌を整える。仕上げは蝋またはイボタを用いて艶仕上げにする。稀にラックを使うこともあるが、漆を用いると色が黒くなる為、漆仕上げはしない。
  • 【立木での性質等】:樹高15m、樹径0.5m。乾燥地帯での造林の際、厳しい条件にも耐える為造林樹種として使われていが、利用は木材としてより、小さいうちに伐採され燃料として使用されることが多い。

*1:「鉄刀木」と書いてタガヤサンと読みます。そのまま、テットウボクと読む場合もあるようです。
*2:タガヤサンの内、特に材色が紫色を帯びているものをムラサキタガヤサンと言う事があるようですが、ムラサキタガヤサンと言うと、アフリカ産でマメ科のウェンジを指す事もあります。
*3:Cassia属の和名をカワラケツメイ属とする資料もあります。
*4:学名が2つあるようです。(学名が複数ある時、それらを「シノニムである」と言います。)

シタン

Sitan Sitan2

名称・・・紫檀(Rose wood、Black wood)

その他呼び名・・・ローズウッド(*1)

  • 本紫檀(ホンシタン)(シャムローズウッド、パユン(タイでの呼び名)、カムフン(クランフン)(ラオスでの呼び名)、トラック(トラク)(ベトナムでの呼び名))(*2)
  • イーストインディアンローズウッド(インディアンローズウッド(インディアンローズ)、インドローズウッド(インドローズ)、ソノケリン(ソノクリン)(インドネシアでの呼び名)、パリサンダー(パリサンドル))(*3)
  • ブラジリアンローズウッド(ブラジリアンローズ、ハカランダ(ジャカランダ)、白ジャカランダ(ホワイトローズウッド))(*4)
  • 手違紫檀(テチガイシタン)(チンチャン(チンチヤン)(タイでの呼び名))(*5)
  • ココボロ(サザンアメリカンローズウッド)(*6)
  • ホンジュラスローズウッド(ホンジュラスローズ、ニューハカランダ)(*7)
  • アフリカンブラックウッド(アフリカコクタン、アフリカンエボニー、セネガルエボニー、グラナディラ(グラナディール、グラナディーロ))(*8)
  • マダガスカルローズウッド(*9)
  • アマゾンローズウッド(*10)
  • ボンベイローズウッド(シッソーシタン)(*11)

科目・・・マメ科ソラマメ亜科ツルサイカチ(ヒルギカズラ)(Dalbergia)属・常緑広葉樹(一部落葉樹もあり)・環孔材的な散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Dalbergia spp.
Dalbergia cochinchinensis (ホンシタン)、
Dalbergia latifolia (落葉、イーストインディアンローズウッド)、
Dalbergia nigra (落葉、ブラジリアンローズウッド)、
Dalbergia oliveri (テチガイシタン)、
Dalbergia retusa (ココボロ)、
Dalbergia stevesonii (ホンジュラスローズウッド)、
Dalbergia melanoxylon (アフリカンブラックウッド)、
Dalbergia baroni (マダガスカルローズウッド)、
Dalbergia squceana (アマゾンローズウッド)
Dalbergia sissoo (落葉、ボンベイローズウッド)などを含む

産地・・・世界の熱帯から亜熱帯に分布。

  • ホンシタン(D. cochinchinensis ):タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムなどの東南アジア沿岸地域
  • イーストインディアンローズウッド(D. latifolia ):東インド、マダガスカル
  • ブラジリアンローズウッド(D. nigra ):ブラジルのバイア州周辺
  • テチガイシタン(D. oliveri  ):タイ、ミャンマー
  • ココボロ(D. retusa ):メキシコ、パナマ、コスタリカ、コロンビアなどの中南米
  • ホンジュラスローズウッド(D. stevesonii ):中米ホンジュラス
  • アフリカンブラックウッド(D. melanoxylon ):タンザニア、モザンビークなどの東アフリカ
  • マダガスカルローズウッド(D. baroni ):マダガスカル
  • アマゾンローズウッド(D. squceana ):アマゾン川流域の比較的雨季、乾季の少なめな地
  • ボンベイローズウッド(D. sissoo ):インド

色調・・・心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色を呈し、黒紫色の縞模様を持つ。辺材は白っぽい淡色、灰白色。

性質・・・木理:交錯~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):強~極強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.75(D.nigra)~0.84(D.latifolia)~1.04(D.cochinchinensis)
  • 平均収縮率%(柾目方向):2.71
  • 平均収縮率%(板目方向):5.8
  • 曲げ強度MPa:116(D.latifolia)~208(D.cochinchinensis)
  • 圧縮強度MPa:63(D.latifolia)~(D.cochinchinensis)
  • せん断強度MPa:14.3(D.latifolia)
  • 曲げヤング係数GPa:12.3(D.latifolia)

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難~やや困難、鉋掛(カンナガケ):困難~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~注意、乾燥:困難、塗装性:高

用途・・・造作材、家具
床柱、仏壇、高級家具、キャビネット、内装用、指物、唐木細工、象嵌、突板、ナイフの柄、器具、楽器、ギター

価格・・・☆☆☆☆☆~?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・マメ科ツルサイカチ(Dalbergia)属の広葉樹のうち、赤味を帯びた木肌を持つものを主とした樹木の総称。学名の欄で挙げた樹種の他、この属のさらに数種がシタン(ローズウッド)として知られている。唐木のひとつ。唐木といえばシタン、コクタン、タガヤサンを指す。斑の模様不明瞭。木質は緻密だが肌目は粗く、表面仕上げは良好で磨くと美しい光沢がでる。自動鉋による加工では逆目が生じる為、仕上げは竪鉋(たてかんな)かバフ研磨で行う。樹高15m~24m。新鮮な木材には、バラのような香りをもつものもあり、ローズウッドの名の由来となった。床柱の高級品の代表格はシタンの床柱。シタンは有名ブランドな為、少し色が似ている他の樹種に「~ローズウッド」のような名前を付けた紛い物が良く作られる。加工の際粉塵でかぶれることがあるので注意が必要。塗装は道管が不規則な為、中途半端な膜厚を付けると返って見苦しくなる。完全なオープンポアー仕上げか鏡面仕上げが行われる。

*:カリンもシタンに分類された時期もあるようです。中国では2008年現在もカリンはシタンの分類みたいですが。
*1:ローズウッドと言うと、南米産のクスノキ科の樹木もあるようですが、材木として使われるものではなく、精油を得て香料やアロマテラピーに利用されるものです。
また、一般にローズウッドと言うとイーストインディアンローズウッドを指す事が多く、厳密な意味での本来のローズウッドと言うと、ブラジリアンローズウッドを指すようです。
広義のローズウッドは8科20属にも及ぶようです。インド産の紅木(コウキ)(レッドサンダルウッド:Pterocarpus santalinus)も広い意味のシタンに含まれることがあるようです。
Honshitan3_3 *2:ホンシタン・・・暗紫褐色。交差木目が多く、イーストインディアンローズウッドより加工しにくい。
日本でいうシタンは厳密にはこのホンシタン(Dalbergia cochinchinensis )と呼ばれるタイ産のものを指すようです。しかしタイが原木伐採禁止になり、産地がラオスへ、そして今ではカンボジア、ベトナム辺りへと移っているようです。

East_indian_rosewood2_5 *3:イーストインディアンローズウッド・・・全体に紫色が強く、黒色の縞を持つ。
イーストインディアンローズウッドをホンシタンと呼ぶ場合もあります。
ソノケリンとは、イーストインディアンローズウッドをインドネシアで植林した造林木である為、成長が早いことにより木目が粗いと言われるようです。
イーストインディアンローズウッドや、ブラジリアンローズウッドのことをボンベイブラックウッドと呼ぶと言う資料も一部ありましたが、ボンベイブラックウッドと言えば同じマメ科のタガヤサン(Cassia siamea )を指す事が多いでしょう。
イーストインディアンローズウッドをボンベイローズウッドと呼ぶと言う資料もありました。

Jacaranda3_2 *4:ブラジリアンローズウッド・・・くっきりとした黒い筋が見られる。
ブラジリアンローズウッドはワシントン条約の絶滅危惧種に指定され、国外への移出が禁止されています。
ハカランダ(ジャカランダ)というと、南米産のノウゼンカズラ科のキリモドキ(Jacaranda mimosifolia )とも呼ばれる観葉植物もあります。樹高15mにもなる常緑樹のようです。もちろんここのマメ科のハカランダ(=ブラジリアンローズウッド)とは全くの別物です。ちなみにハカランダ(Jacaranda)はスペイン語読みで、ジャカランダは英語読みまたは現地ブラジルでの読みのようです。
ブラジリアンローズウッドをサントスローズウッドと呼ぶと言う資料もありましたが、サントスローズウッドは、同じマメ科のモラド(Machaerium scleroxylon )と言われる別属の別種類を指すようです。またブラジリアンローズウッドをバヒアローズウッドや、リオローズウッド、カヴィナ、ジャカランダパルドなどと呼ぶと言う資料もありましたが、その資料だけしか確認できず、詳細は不明です。ちなみにリオローズウッドとはカキノキ科のアフリカンエボニーを指すという資料もあります。
稀にブラジリアンローズウッドに対してもパリサンダーと言うことがあるようですが、一般的にはイーストインディアンローズウッドのことを指すでしょう。ちなみにリオグランデパリサンダーと言う樹木もありますが、これは上にも挙げましたモラドのことで、パリサンダーとは別物です。
白ジャカランダとは、白太(辺材)の部分が多いブラジリアンローズウッドの若木のことです。

Techigaishitan_2 *5:テチガイシタン・・・材色は変化に富み、ホンシタンより色は淡い。
シタンは古くから利用されているものの、その実態はあまりはっきりされていないようです。テチガイシタンについても、その正体について諸説あるとのことで、上でテチガイシタンに指定した樹種は、「そう言われている」程度でしょうか。
テチガイシタンのことを、ミャンマーではマタラン、ラオスではカンピと呼ぶという資料もありました。wikiの記事、もしくはその流用のものしか確認できず、詳細は不明です。

Cocobolo3 *6:ココボロ・・・色調は赤、黄、オレンジ、黒などを含み、明るめ。

Honduran_rosewood *7:ホンジュラスローズウッド・・・桃褐色から紫色で、ブラジリアンローズウッドより明るいブラウンの色目。ホンジュラスローズウッドは古くからマリンバに使われているようです。

African_blackwood2 *8:アフリカンブラックウッド・・・色味はコクタンに似ている。クラリネット用材として知られているのはこのアフリカンブラックウッドです。

Madagascar_rosewood *9:マダガスカルローズウッド・・・ココボロとアマゾンローズウッドの中間の性質。マダガスカルローズウッドは、ブラジリアンローズウッドをマダガスカル島に移植して育てた木とも言われているようです。起源はそうなのでしょうが、この二つは学名も異なるように、生育地域や気候の違いから現在では別種と考えて良いと思います。
ボアデローズ(Bois de rose)と呼ばれ海外で流通しているDalbergia maritima や日本国内でパリサンダーの名前で流通しているDalbergia greveana の2種もマダガスカルローズウッドと呼ばれるらしいですが、詳細は不明です。

Amazon_rosewood *10:アマゾンローズウッド・・・若干色に赤味がある。

Bombay_rosewood *11:ボンベイローズウッド・・・黄褐色から暗褐色。少し赤味がある以外はイーストインディアンローズウッドに似ている。インド産のせいかボンベイローズウッドもインディアンローズウッドと呼ばれるようです。

コクタン

Kokutan Kokutan2

名称・・・黒檀(Ebony)

その他呼び名・・・エボニー、カマゴン、烏文木(ウブンボク)、烏木(ウボク)、黒木(クロキ)、本黒檀(ホンコクタン)(真黒(マグロ)、ブラックエボニー)、縞黒檀(シマコクタン)(マッカサル、ゼブラウッド(*1)、マッカーサーエボニー)、青黒檀(アオコクタン)、斑入黒檀(フイリコクタン)(*2)

科目・・・カキノキ科カキノキ(Diospyros)属・常緑広葉樹・散孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Diospyros spp.
Diospyros philippensis Gurke、
Diospyros ebenum
Diospyros discolor
Diospyros montana
Diospyros rumphii
Diospyros mollis
Diospyros marmorata
Diospyros celebica などを含む

産地・・・インドネシア(スラウェシ島)を中心にタイ、ミャンマー、スリランカ、ヒマラヤ、ニューギニアなどの東南アジア全域に生育。またアフリカの一部にも分布。

色調・・・心材は黒色。もしくは、黒色と淡赤色や褐色、桃色、黄褐色の帯が交互に配列して縞目を有する。辺材は淡い赤色、灰白色。

性質・・・木理:通直(不規則なこともある)、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:超硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.85~1.09
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.32
  • 曲げ強度MPa:125~161
  • 圧縮強度MPa:56~62*
  • せん断強度MPa:15.8~17.6*
  • 曲げヤング係数GPa:13.5~20.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難、鉋掛(カンナガケ):困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:超困難、塗装性:注意

用途・・・造作材、家具
床柱、床材、唐木細工、仏壇、床柱、象嵌(ぞうがん)材、楽器材、工芸品、彫刻、合板の化粧表板、ゴルフのクラブヘッド

価格・・・☆☆☆☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・唐木(からき)の代表的な一種(*3)。年輪ははっきりしない。油が多く、磨けば磨くほど金属のような光沢がでる。斑の模様不明瞭。割れやすい為、釘止めは無理である。色調により、本黒檀、縞黒檀、青黒檀、斑入黒檀に大別される。本黒檀とは、全体が真っ黒なものを言い、真黒(マグロ)とも称する。主にDiospyros ebenum のような樹種から採取される。また、縞黒檀とは、黒色と紅褐色または灰褐色の縞杢を有したものを言い、模様の出方によっては非常に派手な感じになる。主にDiospyros discolorDiospyros rumphii から採れる。青黒檀とは、青緑色を帯びた黒色のものを言い、光沢は少なく最も重硬。主にDiospyros mollis から採れる。斑入黒檀とは、黒色と黄褐色で美しい斑模様をつくったものを言い、最も高価。Diospyros marmorata が代表的なものとされ、Diospyros celebica も同様の材面をもつ。インドのスリランカ島から出る真黒材は、微かな縞模様があり色が多少紫がかっていて美しく、床柱の最高級品とされる。あまり青味が強くなると青黒檀と呼ばれランクが下がる(*4)。品格のランクは、微かに縞の出るインド産の板目のそろった床柱を主席とし、縞黒檀は少し行形式がかかった物として次席と考えられる。柾目柱の採れる大物はあまり無く、成長が遅い木の為、乱伐され良材が枯渇してきている。最近は南に産地が下がり、インドネシアのスラウェシ(旧セレベス)島の中部からの出材が多くなっているが、黒色の薄い物が多く、縞物が主体で縞の色は薄く縞幅も疎になり品格に欠ける。ただ、最近は縞がある方がよく好まれて装飾的な用途に用いられているようである。属名の「Diospyros(ディオスピロス)」は「神(dios)」+「穀物(pyros)」で「神の食べ物」を意味している。柿の仲間からの木であり、果実は美味で食用となるものがあるが、なかには有毒なものもある。

*1:ゼブラウッドというと、アフリカ産でマメ科のゼブラノなど、別種類を指すこともあります。
*2:その他、アラン、カユマラム、ボルネオエボニー(ボルネオコクタン)、バヒアローズウッド、リオローズウッドなどと呼ぶことがあるようですが、1つの資料でしか確認できませんでした。詳細は不明です。
*3:唐木には、他にシタンやタガヤサン、カリンなどがあります。
*4:『コクタンの中で、最も高級なのが青黒檀』という話もあります。青黒檀はコクタンの中では最も重硬で緻密ですが、光沢に乏しく、青緑がかって見えるが故にコクタンとしては上質なものには扱われない。というのが一般的みたいですけど。
関係ないですが万年筆の軸や、ボーリングの球などに使われる硬質ゴムのエボナイトは、外観がコクタン(エボニー)に似ていることからエボナイトと名付けられたそうです。

ゴムノキ

Gomunoki Gomunoki2

名称・・・ゴムの木(Para rubber tree、Rubber wood)

その他呼び名・・・ゴム、パラゴム(パラゴムノキ)、パラウッド、ラバーウッド、ブラジルゴムノキ、イースタンオーク、イースタンホワイト

科目・・・トウダイグサ科パラゴムノキ(Hevea)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Hevea brasiliensis

産地・・・東南アジア、南太平洋地域で造林されている。原産はブラジル北部のパラ州。

色調・・・心材辺材共、灰白色から淡黄色、淡黄白色。(心材が淡桃褐色のこともある)

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗、硬さ:やや軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):極弱~弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.64
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.08
  • 平均収縮率%(板目方向):0.19
  • 曲げ強度MPa:65
  • 圧縮強度MPa:32
  • せん断強度MPa:10.4~11.3
  • 曲げヤング係数GPa:9.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:注意~困難、塗装性:注意

用途・・・造作材、家具、合板
集成材にされて学習机やテーブルの甲板、パルプ原料、階段の手摺り

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・フリー板:500x30x2100(集成材\250,000/㎥)

  • フリー板:500x30x(2100、4200)

その他・・・プレナー掛けする際、逆目になりやすい。青変菌に侵されやすく、水分の高い状態のままでひどい場合には黒い汚い木材になってしまう為、迅速に乾燥させる必要がある。ロクロ加工に向く。斑の模様不明瞭。大きな道管をもつ。採取される樹液、ラテックスは天然ゴムの原料とされ、その目的でマレー半島やジャワで植樹されていたが、ゴムの樹液は6年位で樹の勢いが衰え伐採する必要があり、木材の利用用途が開発された。木材としての利用は最近になってからで、合成ゴムが普及してきた為、ゴムノキは木材として売るために植林され始めている。約25年程度で伐採する為10~15cmの小径木で、一般には集成材として使わる。

余談ですが、イースタンオークやイースタンホワイトの呼び名は、商品名みたいな感じでメーカーとかが勝手に付けた呼び名ではないでしょうか・・・ぼくが勝手に思うだけですけど^^

サイプレス

Saipuresu Saipuresu2

名称・・・サイプレス(Cypress)

その他呼び名・・・ハードサイプレス、豪州桧(ゴウシュウヒノキ)、オーストラリアヒノキ、オーストラリアンサイプレス、サイプレスパイン、ホワイトサイプレス、ホワイトサイプレスパイン

科目・・・ヒノキ科カリトリス(Callitris)属(*1)・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・Callitris glauca
Callitris intratropica、Callitris columellaris

産地・・・オーストラリア。ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州内陸部の乾燥地帯に生育

色調・・・心材は赤味のある濃褐色、暗褐色。辺材は黄褐色、淡黄色。日に焼けると次第に褐色へ変化する

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.58~0.72*
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21~0.24
  • 平均収縮率%(板目方向):0.27~0.32
  • 曲げ強度MPa:78~103*
  • 圧縮強度MPa:40~53*
  • せん断強度MPa:9.9~11.9*
  • 曲げヤング係数GPa:7.7~9.0*

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):やや容易、鉋掛(カンナガケ):やや容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・構造材、造作材、建具、合板
土台、床材、壁材、デッキ材、エクステリア材、杭、柱、船舶、枕木、包装用、内装

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・105x30x2700(一等リブ付\400,000/㎥)

  • 90x45x3000(一等S4S)

その他・・・心材に含まれる成分が白蟻を寄せ付けない為、白蟻に強いと言われる。またその為に薬剤処理の必要がなく、人と環境に優しい木材と言える。日本のヒノキに似た爽やかな香りがする。経年変化によりシルバーグレーへと変色し、耐久性に影響のない程度の細かなひび割れと若干の反りが生じる。木肌に光沢が有り美しい。油分を多く含み水に強い。乾燥地で育つサイプレスは成長が非常に遅い為、硬い木が育つ。継続的な自然維持を目的に100年以上の立木しか伐採許可されず、伐採や製材にはオーストラリア政府のライセンスが必要。年間伐採量は約50万㎥。

日本で流通しているサイプレスはほとんどが既製品でしょう。
「サイプレス」を日本語でいうと「桧」ですが、建築関係で樹種を指して「サイプレス」と言う場合は一般的にはこの豪州桧を指すと思います。
精油をアロマオイルとして使われている地中海地方東部産の「サイプレス」は、イタリアンサイプレスやイタリアイトスギと呼ばれる学名をCupressus sempervirensというヒノキ科イトスギ属の樹種で、ここで挙げているサイプレスとは別種類です。全く関係ないですが、ゴッホの『糸杉と星の見える道』の糸杉がこのイタリアンサイプレスらしいです。ちなみに、アロマオイルの世界では、材木の世界でいう「サイプレス(学名:Callitris intratropica)」を「ブルーサイプレス」と呼んでいるようです。

*1:科目をカリトリス亜科glauca属とする資料や、ヒノキ属とする資料もありました。詳細は不明です。

ジェルトン

Jeruton Jeruton2

名称・・・ジェルトン(Jelutong)

その他呼び名・・・ゼルトン、ヨーロピアンボックスウッド、ヨーロピアンライム、バスウッド(*1)

科目・・・キョウチクトウ科ジエラ(Dyera)属・広葉樹・散孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Dyera costulata Hook f.
Dyera costulata,D.lowii

産地・・・ボルネオのカリマンタンとマレーシア半島の台地の乾燥地に自生。サバ、サラワク、マラヤ、スマトラ。インドネシア、西カリマンタンのポンティアナック地区は有名。ニューギニアやフィリピンにはみられない。

性質・・・木理:通直~ほぼ通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗(~緻密)、硬さ:中庸~軟、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:弱

  • 気乾比重:0.38~0.50
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.10
  • 平均収縮率%(板目方向):0.25
  • 曲げ強度MPa:53
  • 圧縮強度MPa:35
  • せん断強度MPa:7.0~7.6
  • 曲げヤング係数GPa:8.0

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:弱、糊付接着性:良好、乾燥:容易、塗装性:中

用途・・・構造材、下地材、合板
集成材、引出しの側板、合板の心材、ハイヒールのかかと、下駄材、家具の芯材、模型材、箱材、鉛筆材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)35万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・心材、辺材共白色ないし黄白色、麦わら色、淡黄白色、黄褐色。光沢があり明るい色をしているが、古くなると部分的に黒ずむ。表面の仕上り良好。表面に付着したカビにより青く変色することがある。製材後のオガクズ除去や早期の人工乾燥処理が必要。乳跡(樹液孔)があるため、木材の板目面に大きなレンズ状の孔が現れるので、表面に出ないように使われる。斑の模様不明瞭。虫がつきやすい。変形材は少なく丸太は円筒形のものが多い。需要に比べ輸入量が少なく、市中在庫量は常に不足気味で推移している。樹径2m。木材はプライに良く似ている。木の幹や枝に傷を付けると流れ出てくる白い乳液(樹液)から天然チクルが採れ、チューインガムの原料となる。

*1:「バスウッド」というと、北米産でシナノキ科の別種類があります。通常はそのシナノキ科のことを指すと思います。というよりジェルトンをバスウッドと呼ぶことがあるかどうかも少し疑問な感じです^^;

アピトン

Apiton Apiton2

名称・・・アピトン(Apitong)

その他呼び名・・・クルイン(マレーシア、インドネシア、ボルネオでの呼び名)、ヤン(タイでの呼び名)、チュティール(カンボジアでの呼び名)、カイン(カンイン)(ミャンマーでの呼び名)、ガージュン(インドでの呼び名)、ヤウ(ベトナムでの呼び名)

科目・・・フタバガキ科フタバガキ(Dipterocarpus)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Dipterocarpus spp.
Dipterocarpus alatus(ヤン)、Dipterocarpus gracilis(クルインケラダン)、Dipterocarpus grandiflorus(アピトン、クルインヒジャウ)を含む

産地・・・インド、フィリピン、マレーシア、インドシナ、スマトラ、ボルネオ、インドネシアなど

性質・・・木理:通直~交錯(幅がある)、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.75
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.26
  • 平均収縮率%(板目方向):0.39
  • 曲げ強度MPa:122
  • 圧縮強度MPa:69
  • せん断強度MPa:13.7
  • 曲げヤング係数GPa:16.2

加工性・・・鋸挽:困難、鉋掛:困難、釘打保持力:強、糊付接着性:不良、乾燥:困難、塗装性:低

用途・・・構造材、造作材、家具、合板
床材、羽目板、柱、梁、梱包材、パレット、防腐処理をして枕木、トラック・バス等の大型自動車ボデー、船舶、器具

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)40万/㎥(?)

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・70種類以上あり、「アピトン」は主にフィリピンでの呼び名。心材は灰色を帯びた赤褐色、暗褐色、濃灰褐色。辺材は淡黄白色、灰白色、淡黄褐色。年数を経るとかなり濃色になる。細胞間に樹脂室があり、ヤニと石灰小塊をもつ。樹脂分が多い。フローリング材は有名。ケイ酸塩(シリカ)を含む。石灰質含有により鋸挽(のこびき)は困難だが、ステライト鋸刃での製材は容易。樹脂(やに)が滲み出すため材面は美しくなく、また鉋掛(かんながけ)や接着性に障害がある。斑の模様明瞭。乾燥が遅く、乾燥時は要脱脂。脱脂乾燥をしないと、長年にわたってヤニが染み出して汚くなる。熱帯林の主要構成樹種。南洋材ではラワン(メランチ)類に次いで多く輸入される。生長輪は見られず、垂直樹脂道(短い接線状に配列する軸方向細胞間道)が現れる事が特徴で、これによりラワン(メランチ)類と区別できる。保存薬剤の注入がし易い。

ラミン

Ramin2

名称・・・ラミン(Ramin)

その他呼び名・・・メラウィス、南洋桧(ナンヨウヒノキ)

科目・・・ゴニスチラ(ジンチョウゲ)科--(Gonystylus)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Gonystylus bancanus Kurz.
Gonystylus macrophyllus

産地・・・東南アジア、ニュージーランドを経て太平洋地域、ザハ、サラワク、インドネシア、マレーシア、ボルネオ、マラヤ、フィリピン、スマトラ、ニューギニア、ソロモン諸島、フィジー

性質・・・木理:ほぼ通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや緻密~やや粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.52~0.72
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.39
  • 曲げ強度MPa:118
  • 圧縮強度MPa:67
  • せん断強度MPa:11.8
  • 曲げヤング係数GPa:14.2

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易~中、釘打保持力:弱、糊付接着性:良好、乾燥:容易~やや困難、塗装性:中~高

用途・・・構造材、下地材、造作材、建具、家具、合板
床材、廻り縁、玩具、家具の表面材、引き出しの側板、梱包材、内装材、装飾材、器具、箸

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)50万/㎥?

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・一般に小径木が多い。樹径1.0m。違った丸太でも色合いが均一。表面の仕上りは良好。板目面、柾目面に導管の条(條)がその中に入っている物質のために赤色になって浮き出ている。乾燥時や釘打ち時に割れやすいので注意が必要。斑の模様不明瞭。水中貯木や乾燥の際など、悪臭を発することがある。樹皮に硬く尖った繊維があり、皮膚に刺さると傷みやかゆみを感じる。脆性あり。ボルネオ島に量的にまとまった蓄積があり、ラワン丸太の全盛期にも合板用材としてではなく製材用として大量に輸入されていた。欠点は、乾燥していない状態では青変菌の害を受けやすく、青色のカビが材の中に入りやすい。空気に触れると青カビによる変色が早く発生し海中に貯木している時でも空気に触れている部分の白太はすぐに青変する。その為、早く含水率を下げる必要がある。1978年にインドネシアでは丸太の輸出を禁止し、製材品としての輸出を奨励。さらに2001年4月、伐採・商業取引の禁止令を出した。またインドネシア政府は、自国からのラミンの輸出割当量をゼロにすることをワシントン条約事務局に通告している為、同国の輸出許可証がない限り、日本ではインドネシア産ラミン材は輸入不可となる。

ちなみにアガチスも南洋桧(ナンヨウヒノキ)と呼ぶようです。

ニヤトー

Niyatou2

名称・・・ニヤトー(Nyatoh)

その他呼び名・・・ニャトウ、ナトー(フィリピンでの呼び名)、パラキウム(パラキューム、パラクイム)、ペンシルシーダー(ペンシルシダー)(前2つはパプアニューギニアでの呼び名)、南洋桜(ナンヨウザクラ)、南方樺(ナンポウカバ)、スンタイ、チョルニ

科目・・・アカテツ科パラキウム(Palaquium)属・広葉樹・散孔材的な環孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Palaquium spp.
Palaquium erythrospermum、Palaquium guttaなどを含む

産地・・・東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島、台湾、マレーシア、フィリピンからボルネオ島を経てフィジー方面まで、オーストラリア

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:明瞭~(不明瞭)、肌目:粗~やや緻密~緻密、硬さ:やや軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.47~0.89
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.30
  • 曲げ強度MPa:93
  • 圧縮強度MPa:43
  • せん断強度MPa:10.8
  • 曲げヤング係数GPa:12.7

加工性・・・鋸挽:容易~(困難)、鉋掛:容易~(困難)、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:中~やや困難、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具
装飾用内装材、楽器材、敷居、額などの練物、キャビネット、仏壇

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)50万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:24㎜、34㎜

その他・・・多数の樹種からのもので、木材の組織は似ているが材質的にはかなり幅の広いものを含む。材に色むらがある。表面の仕上りは良好。中には微小シリカの結晶を含むものもあり、切削などの加工が困難な場合もある。斑の模様不明瞭。場所によって材の比重にバラつきがあり、軽いものには艶がなく装飾価値はない。重たい木は日本の真樺(マカバ)や桜(サクラ)に似た材質をしており、その代用としての用途が多い。白蟻に弱い。樹径40cm。ときに縞模様があらわれる。強度や耐朽性も個体差がありバラつく。一般に粘りにかける。木理が両逆目のわりには加工しやすい。樹種によってはサポニンを多く含む。Palaquium guttaからはグッタペルカ(樹液をかためたゴム状の物質)が採取される。乾燥に際しては反りや表面割れが生じやすい。

学名でアカテツ科のMadhuca philippinensisというのもニヤトーというみたいです。その資料は1つだけしか確認できなかったので、詳しくは不明です。

ウリン

Urin2

名称・・・ウリン(Ulin)

その他呼び名・・・ベリアン(ビリアン)、タブリン、テリアン、ボルネオアイアンウッド、柚檀(ユタン)、ボルネオ鉄木(ボルネオテツボク)、マラガンガイ、アイアンウッド

科目・・・クスノキ科--(Eusideroxylon)属・常緑広葉樹・{散孔材/環孔材/放射孔材・被子植物

学名・・・Eusideroxylon malagangai、Eusideroxylon zwageri

産地・・・インドネシア、マレーシア原産、ボルネオ、フィリピン

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.92~1.04
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.24
  • 平均収縮率%(板目方向):0.44
  • 曲げ強度MPa:185*
  • 圧縮強度MPa:89*
  • せん断強度MPa:18.1*
  • 曲げヤング係数GPa:18.3*

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:困難、乾燥:困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・
浮桟橋、橋梁、ウッドデッキ、船舶材、床材

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・90x20x3000(S4S\350,000/㎥)

  • 90x20x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 105x20x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 105x30x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 120x30x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 70x70x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 90x90x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 55x45x(2000、2700、3000、3700、4000)

その他・・・色のバラツキが少ない。心材は薄褐色だが、乾燥すると濃褐色へ変色する。材質が安定していて、割れ、反り、曲がり等の狂いが少ない。白蟻、フナクイ虫等の虫害に強い。木材に含まれている樹液(タンニン)が染み出すことがある。加工によってとても滑らかな表面に仕上げる事ができる。心材は極めて注入処理がしにくい。0.5%までのシリカを含む。1950年から1996年7月まで輸出禁止であったため、日本ではあまりなじみのない名前だが、現地では100年耐える木として伝えられ、欧米諸国では高い評価を得ている。

ラジアータパイン

Rajiatapain2

名称・・・ラジアータパイン(Radiata pine、Monterey pine)

その他呼び名・・・ラジャータパイン、ラジアタ松(ラジアタマツ)(ラジアータマツ、ラディアタマツ)、ニュージーランド松(ニュージーランドマツ)、ニュージ松(ニュージマツ)、チリ松(チリマツ)、モントレーマツ、モントレーパイン

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・Pinus radiata

産地・・・ニュージーランド、オーストラリア、チリ、南アフリカなど。原産は北米のカリフォルニア(モントレー地区)。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭~やや不明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:やや軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.44
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.10
  • 平均収縮率%(板目方向):0.24
  • 曲げ強度MPa:69
  • 圧縮強度MPa:32
  • せん断強度MPa:8.8
  • 曲げヤング係数GPa:8.3

加工性・・・鋸挽:良好~やや困難、鉋掛:中~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:良好~やや困難、塗装性:注意

用途・・・構造材、下地材、建具、家具、合板
ウッドデッキ、梱包用木箱、パレット、割箸、パルプ、杭、集成材、床材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・シキ板:200x27x4000(一等\50,000/㎥)

その他・・・南半球で広く植栽されている。日本に大量に輸入されているのは全て造林木。年輪幅が非常に広いことが多い。また大きい節が多数出る為木材としては低い評価を受けている。大きな節が出てくると加工しにくくなるが、節の無い部分の加工は容易。成長の早い樹の幹の髄に近い部分では年輪があまりはっきりしないことが多いが、外側へ行くとマツ類らしい年輪を形づくるようになる。樹心に近い部分の強度は低い。葉が三本一組になる三葉松の仲間。成長が非常に早い木で、20年で樹高25~30mになる。ニュージーランドでは植林してから25~30年サイクルで伐採し植林する輪伐で木材を生産している。斑の模様不明瞭。仕上り面は良好。マツ科特有の樹脂が非常に強い。防腐処理をして一般構造用材に使われるが、建築では主に下地材として使われる。

ビャクダン

Byakudan Byakudan2_2

名称・・・白檀(Sandal wood)

その他呼び名・・・サンダルウッド、老山白檀(ロウザンビャクダン)

科目・・・ビャクダン科ビャクダン(Santalum)属・常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Santalum album

産地・・・インド、インドネシア、ティモール島、東南アジア、オーストラリア

性質・・・木理:やや交錯、辺心材の境目:不明瞭~明瞭、肌目:緻密、硬さ:極硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.84
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:{000
  • 圧縮強度MPa:{00
  • せん断強度MPa:{00.0
  • 曲げヤング係数GPa:{00.0

加工性・・・鋸挽:やや困難、鉋掛:やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材
囲炉裏框、仏像彫刻、宝石箱、櫛、ペーパーナイフ、扇子、線香の原料

価格・・・☆☆☆☆☆~

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・ほぼ丸太の状態

その他・・・斑の模様不明瞭。インドの葬儀には欠かせない香木でかなりの量が消費される。デカン高原のインド西側のマイソール周辺で採れるものが最高とされ、老山白檀(ロウザンビャクダン)という別称で呼ばれる。インドビャクダンは少し黄色を帯びた灰白色で、使い込むと黒ずんでくる。インドネシアに入ると木も太くなり、木目が荒く黄色味が強くなってくる。長い直材は殆ど無く曲がった材が多く、1m前後の長さで直径も20cmが大きい材となる。白太は白色で無臭だが、赤味は高貴な白檀色という卵白色で芳香がある。茶室の炉には最高の框材とされる。ビャクダンには堅く赤い偽心がある。材面は油状の感触がある。強烈な芳香があり、香油(白檀油)の原料ともされる。半寄生性の樹木のため栽培は大変困難で年々入手が難しくなり、インド政府によって伐採制限、輸出制限がかけられている。そのため、丸太に少し彫刻をして彫刻品として出荷される。

ビャクダンのことを中国名では「栴檀(センダン)」というようですが、いわゆるセンダンはセンダン科の別の樹種です。
最近はアロマテラピーにも使われているようです。環孔材とする資料もありましたが、材を見ると環孔材という感じではないですね。価格的には、たぶん製材品ではほぼ売られていないでしょうから書いてませんが、無理やり㎥単価を出すと600万はするでしょうか。

トリスタニア

Torisutania Torisutania2

名称・・・トリスタニア(Brush box、Northern brushbox)

その他呼び名・・・ブラシュボックス(ブラッシュボックス)、ノーザンブラシュボックス

科目・・・フトモモ科トリスタニア(Tristania)属・常緑広葉樹・{散孔材/環孔材/放射孔材・被子植物

学名・・・Tristania conferta

産地・・・オーストラリア、東南アジア

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:{明瞭/不明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):極強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:1.18
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21~0.24
  • 平均収縮率%(板目方向):0.33~0.38
  • 曲げ強度MPa:111~220*
  • 圧縮強度MPa:63~88*
  • せん断強度MPa:15.8~26.8*
  • 曲げヤング係数GPa:13.8~19.9*

加工性・・・鋸挽:困難、鉋掛:困難、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:高

用途・・・構造材、デッキ材
フローリング、船舶、包装用、港湾、スポーツ器具、内装

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・105x20x4000(\350,000/㎥)

  • 120x30x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 105x30x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 105x20x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 90x20x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 90x90x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 70x50x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 55x45x(4000、3700、3000、2700、2000)

その他・・・樹高20m。色落ちも無く、赤褐色でほぼ均一。供給量は中程度。ビス止め用道穴要。硬質のため施工には専用工具が必要。加工仕上り良好。アクが出ないことが特徴で、ジャラの後継樹種として注目されている。他の樹種に比べ収縮率、膨張率が高い為、施工時には目地(隙間)を十分に確保する必要がある。水に濡れた際に樹液が染み出してきて下に垂れる場合もある。シリカの含有により切り口の色がはっきりしない。

学名のTristania confertaの他にLophostemon confertusという学名(?)とか、ブリスベンボックス(Brisbane box )、ビネガーツリー(Vinegar tree)、クィーンズランドボックス(Queensland Box)、ピンクボックス等、調べるほどに色んな名前がでてきます・・・日本ではほぼ「トリスタニア」のみで通っているようです。

ペルポック

Perupokku2

名称・・・ペルポック(Perupok)

その他呼び名・・・ロフォペタルム、チロ、プルプウレペック、ソンサルン

科目・・・ニシキギ科ロフォペタルム(Lophopetalum)属・広葉樹・{散孔材/環孔材/放射孔材・被子植物

学名・・・Lophopetalum spp.
Lophopetalum javanicumなどを含む

産地・・・パプアニューギニア、インドネシア、マレーシア、インド、インドシナなど

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや緻密、硬さ:軟~やや軟~(硬)、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.34~0.64
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.13
  • 平均収縮率%(板目方向):0.22
  • 曲げ強度MPa:59
  • 圧縮強度MPa:39
  • せん断強度MPa:-
  • 曲げヤング係数GPa:8.0

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、家具、合板
額縁材、天井板、梱包材、脚物家具、引出しの側板、集成材、木製小物

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)45万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・平割:36㎜

その他・・・釘打や乾燥の際に割裂しやすい。幅の広い同心円状の柔組織帯をもち、これを年輪に間違えることがある。また、板目面には杉などの針葉樹の板目面に似た年輪様の模様が現れる。ボルネオからの木材が日本市場に目立つようになった頃から、少量だが一定して輸入されている。生木には独特の芳香がある。表面の仕上りは良好。ラミンの代用として用いられている。

環孔材に近い散孔材なのでしょうか?明記した資料が見つかりませんでした。強度もせん断強度だけ何故か不明です。

カリン

Karin2

名称・・・花梨(花欄・花林)(Chinese quince)

その他呼び名・・・印度紫檀(インドシタン)(印度花梨(インドカリン))、ヤエヤマシタン、ナーラ(ナラ)(フィリピンでの呼び名)、リングア(リンクワ)、アンサナ(アングサナ)(インドネシアでの呼び名)、パドウク(パドック)(ミャンマーでの呼び名)、ニューギニアローズウッド(パプアニューギニアでの呼び名)、セナ(マレーシアでの呼び名)、本花梨(ホンカリン)、ビルマカリン(ビルマシタン)、プラドウ

科目・・・マメ科ソラマメ亜科シタン(Pterocarpus)属・広葉樹・環孔性散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Pterocarpus indicus Willd
Pterocarpus macrocarpus(ビルマカリン)

産地・・・タイ、ミャンマーなどの東南アジアに多く、フィリピンを経てニューギニアなど

性質・・・木理:かなり交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗、硬さ:極硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.52~0.74
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.12
  • 平均収縮率%(板目方向):0.20
  • 曲げ強度MPa:70~98
  • 圧縮強度MPa:51~54
  • せん断強度MPa:10.5~11.4
  • 曲げヤング係数GPa:10.4~12.1

加工性・・・鋸挽:やや容易~(困難)、鉋掛:やや容易~(困難)、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:中~困難、塗装性:注意

用途・・・造作材、家具
器具、楽器、装飾材、床柱、床廻り材、スライスドベニヤ、唐木細工、指物、三味線の胴、重構造材、車輌材、羽目板、床張

価格・・・☆☆☆☆☆~

  • 無節材(2000x210x34㎜)150万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・唐木のひとつ。一般に均一な色調を示すことは少なく、縞模様になることが多い。表面仕上は良好。ただ仕上げ時に逆目が立ちやすい。ゆっくりと乾かさないと乾燥によって狂いやすい。磨くと光沢が出て美しい。バラ科の果樹・花木として知られるカリンとは全く別の種類。日本産ナシ科のカリンも榠櫨や花輪と書き全く別の樹種。同属の樹種にアフリカ産のアフリカンパドウク(学名:Pterocarpus soyauxii)がある。同属の類似の種類があり、ローズウッドなどはカリンとして扱われることがある。広義にはシタン類の一種で、中国名では紫檀とされる。斑の模様不明瞭。インドシナに生育し大木になる。通常の樹高は10m、樹径0.8m程度だが樹高30~45m、樹径1.8mにも達する。材の浸漬液(木材を削り試験管に入れて水を注いだもの)を太陽光にかざすと美しい蛍光を発する。シタンやコクタンの代替材として用いられることが多い。シタンよりやや軽軟で材質は劣る。

インドシタン=ナーラ=リングア(フィリピン、インドネシア産)が学名:indicusの樹種で、ホンカリン=ビルマカリン=パドウク=プラドウ(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム産)が学名:macrocarpusの樹種として二つを分けようとしていることもあります。
同属の樹種にアフリカ産のムニンガ(学名:Pterocarpus angolensis)というのもあるみたいです。

チーク

Teak2

名称・・・チーク(Teak)

その他呼び名・・・マイサック(タイでの呼び名)、チューン(キューン)(ミャンマーでの呼び名)、ジャティ(ジャチ)(インドネシアでの呼び名)、テック(フランスでの呼び名)、柚木・油木(ユギ、ユキ)、チークノキ

科目・・・クマツヅラ科チーク(Tectona)属・落葉広葉樹・環孔材的な散孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Tectona grandis
Tectona hamiltoniana(Dahat Teak:ミャンマー固有種。絶滅危惧種)、Tectona philippinensis(Philippine Teak:フィリピン固有種。絶滅が危惧されている)

産地・・・タイ、ミャンマー、ベトナム、インド、インドネシアなど

性質・・・木理:(通直)~交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):極強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.57~0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.12
  • 平均収縮率%(板目方向):0.20
  • 曲げ強度MPa:90
  • 圧縮強度MPa:41
  • せん断強度MPa:13.2
  • 曲げヤング係数GPa:12.3

加工性・・・鋸挽:容易~(困難)、鉋掛:容易~(困難)、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~やや困難、乾燥:中~困難、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具
キャビネット材、彫刻材、船舶材(甲板)、床材、車両、土木、枕木、薪炭、突き板、工芸品

価格・・・☆☆☆☆☆~

  • 無節材(2000x210x34㎜)200万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・辺材の部分は比較的狭い。心材にしばしば暗色の縞を持つ。材面にロウ状の感触がある。仕上りは良好。乾燥過程で割れや反りが出にくい。シロアリなどの虫害に強い。耐水性に優れている。世界の最高級材のひとつ。板に製材した直後は材面があまり綺麗ではないが、年月が経つとロウ状の成分が材面に染み出て色の深みが増し、いわゆる「チーク色」の落ち着いた色合いとなる。現在は自然保護のため伐採禁止になっている所が多く、輸入が大変厳しくなっている。斑の模様明瞭。マホガニー、ウォルナットとともに世界の三大名木と言われる。チークの本場はミャンマーからベトナム。輸入されるチーク材は☆の印で等級が付けられて取引され、5ツ星が最高グレード。良材がとれるのはインド、タイ、ミャンマーなどだが、数も減ってきている為アフリカを含めてあらゆる場所で植林されている。特にインドネシアのジャワ島の造林木が市場材として有名。ベトナムではチークの植林が盛ん。チークの天然の産地は熱帯でも乾期と雨期がはっきりしている雨緑林帯と呼ばれる地域であるため、熱帯降雨林地帯に植えられたものからの木材は、品質的に劣るようである。雨季には落葉して成長を止める為、熱帯産の樹種としては珍しく年輪がわかる。独特の芳香がある。今ではスライスドベニヤやムクで内装、家具に主に使われている。樹高30~40m。

科目はテクトナク(Tectonacc)属という資料もあります。

アガチス

Agatisu Agatisu2

名称・・・アガチス(Agathis)

その他呼び名・・・アルマシガ(フィリピンでの呼び名)、ダマルミニャク(ダマ、ダマールミニヤック)(マラヤでの呼び名)、ダマール(インドネシアでの呼び名)、カウリ(ニュージーランドでの呼び名)、ビンダン(サラワクでの呼び名)、南洋桂(ナンヨウカツラ)、新桂(シンカツラ)、南洋桧(ナンヨウヒノキ)(*1)、コパールノキ

科目・・・ナンヨウスギ科アガチス(Agathis)属(*2)・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・Agathis spp.
Agathis alba Foxw. 、
Agathis borneensis Warb. などを含む。

産地・・・東南アジアからニュージーランドを経てフィジー、ニューカレドニアなどの太平洋諸島に分布。

色調・・・心材は桃色を帯びた灰褐色ないし淡い黄褐色、淡灰褐色。辺材は淡灰色、淡灰褐色。

性質・・・木理:通直~やや通直、辺心材の境目:やや明瞭~やや不明瞭、肌目:緻密、硬さ:やや軟~中庸、腐食耐久性(耐朽性):弱~やや弱、磨耗耐久性:やや強

  • 気乾比重:0.46~0.52
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.16
  • 平均収縮率%(板目方向):0.30
  • 曲げ強度MPa:70
  • 圧縮強度MPa:36
  • せん断強度MPa:7.8
  • 曲げヤング係数GPa:11.3

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易~中、釘打保持力:やや強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~注意、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具
縁甲板、家具の引き出し、普及品の碁盤

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)45万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:34㎜

その他・・・アガチス属には約20種あり、また分布範囲が広い為、国によってこの類の木材に対する呼び名が異なる。ナンヨウカツラの商品名で売り出され有名になったが、カツラやヒノキとは全く関係がない。当初はカツラの代用でタンスの引き出し側板に使われていた。

  • 【その他色調等】: 針葉樹であるが年輪は明らかでなく、一見広葉樹を思わせる。心材の色は均一ではなく色幅がある。辺心材の区別はあるものの、見分けがつきにくい。斑の模様は繊細な模様が明瞭。
  • 【その他性質等】: 節は少ないが、大きな節が出る場合もる。
  • 【その他加工等】: アテが強い木なので使用するには柾目の製材が絶対条件となる。また乾燥の際アテの部分が割れたり大きく収縮したりする。
  • 【立木での性質等】:樹高30~40m、樹径は1mを越す大木もある。東南アジア各地で広く植林されている。

*1:ラミンのこともナンヨウヒノキと呼ぶことがあるようです。
*2:属名の和名をナギモドキ属とも言います。

セランガンバツ

Seranganbatu Seranganbatu3

名称・・・セランガンバツ(Selangan batu)

その他呼び名・・・バツー、バンキライ(インドネシアでの呼び名)、バラウ(マレーシアでの呼び名)、ヤカール、ギホ(フィリピンでの呼び名)、サル(サール)(インドでの呼び名)、玉檀(ギョクタン)(中国での呼び名)、イエローバラウ、パラウイ、チェンガイ、ボルネオオーク、テン、レッドセランガン(赤バツウ)、白バツウ

科目・・・フタバガキ科ショレア(Shorea)属(Shorea亜属)・常緑広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea foxworthyi
Shorea laevis
Shorea astylosa
Shorea maxwelliana
Shorea robusta (サール、サル)、
Shorea guiso (ギホ)、
Shorea obtusa (テン)、
Shorea seminis などを含む

産地・・・インドネシア、インド、スリランカ(セイロン島)、マレーシア、フィリピン、ボルネオ島などの東南アジア

色調・・・心材は黄褐色、濃赤褐色、緑色を帯びた褐色など。辺材は淡色、淡黄色で時々灰色のしみがある。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:やや明瞭、肌目:緻密~やや緻密、硬さ:極硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.84~1.10
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.20
  • 平均収縮率%(板目方向):0.43
  • 曲げ強度MPa:113*
  • 圧縮強度MPa:55*
  • せん断強度MPa:12.7*
  • 曲げヤング係数GPa:15.7*

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):注意(やや困難)、鉋掛(カンナガケ):注意(やや困難)、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:注意、乾燥:注意(やや困難)、塗装性:中

用途・・・造作材、ウッドデッキ
柱、梁、根太、タルキ、敷居、土台、屋根板、器具の柄、重構造物、枕木、橋梁、波止場、船の骨組・甲板、車のスポーク、車軸、窓枠

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・90x20x2000(S4S(四面プレナー)・E4E(面取り)\300,000/㎥)

  • 120x30x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 105x30x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 105x20x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 90x20x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 105x105x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 90x90x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 70x70x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 55x45x(4000、3700、3000、2700、2000)
  • 90x45x(4000、3700、3000、2700、2000)

その他・・・セランガンバツはインドネシアでの呼び名。セランガンバツの「バツ」とは石という意味。比重の重いもの(0.84~1.09)をセランガンバツ(白バツウ)、比重の比較的軽いもの(0.8前後)をレッドセランガン(赤バツウ)と呼んでいる。

  • 【その他色調等】:外観上はメランチ類と良く似ている。色調は外気に曝せば暗色に変色する。新しく切断した面は光沢があり、また時々蝋様に見える。
  • 【その他性質等】:反り、割れ、ねじれなどにとても強く、耐久性においても10~20年あるといわれている。丸太が大きい為大断面をとることができる。害虫にも比較的強く、日本ではデッキ材として良く使用されている。欠点として材の中に木の成長中に入ったピンが見られることがある。
  • 【その他加工等】:
  • 【立木での性質等】:地域によっては樹高50m、樹径1.0mの大径木もある。

メルクシマツ

Merukusimatu Merukusimatu2

名称・・・メルクシ松(Merkus pine)(*1)

その他呼び名・・・メルクシパイン、マークスパイン(*2)、スマトラパイン、ラオスマツ、ベトナムパイン、カンボジアマツ、ミンドロパイン(フィリピンでの呼び名)

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・Pinus merkusii Jungh. et de Vriese.

産地・・・ミャンマーからインドシナ(ラオス、ベトナム、カンボジア)さらにフィリピン、インドネシア、マレーシアなど。

色調・・・心材は黄褐色~赤褐色。辺材は黄褐色~赤褐色、淡赤色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:やや不明瞭~明瞭、肌目:粗、硬さ:やや軟、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.39~0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.18
  • 平均収縮率%(板目方向):0.30
  • 曲げ強度MPa:114
  • 圧縮強度MPa:48
  • せん断強度MPa:9.3
  • 曲げヤング係数GPa:12.7

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易~中、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:中、乾燥:中、塗装性:注意~中

用途・・・造作材
集成材、化粧ベニヤ、杭、パレット、箱、パルプ

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・フリーバン:500x25x4200(集成材\250,000/㎥)

  • フリーバン:(600、500)x(36、30、25)x4200

その他・・・二葉松の類。かつて天然のものがカンボジアからかなりの量が日本の市場に輸出され、その時カンボジアマツという名で呼ばれていた。カンボジアマツは日本のアカマツの代用として使われ、床柱にも適する。

  • 【その他色調等】:独特の光沢を持つ。年輪はかなりはっきりとしているが、造林木の場合、特に幼齢の木材の年輪はそれほどでもない。このため、かつて天然木は高く評価され、造林木からの木材はあまり評価が高いとはいえない。年輪幅が一定であることが特徴。
  • 【その他性質等】:日本産のアカマツ等に材質的に良く似ている。
  • 【その他加工等】: 脂気が多いため塗装性が悪い。
  • 【立木での性質等】:スマトラの山地にある造林地がよく知られていて、その造林地からの木材が日本に輸出されている。

*1:「メルクシ松」よりも「メルクシパイン」の呼び名の方が流通では良く使われている気がします。ただ調べた資料の中では「メルクシ松」と扱っているものが多かったのでトップ名称は「メルクシ松」にしました。
*2:マークスパインという呼び名は、メルクシパイン(Merkus pine)の英語読みなのでしょうか。自動車のマスタング(Mustang)をムスタングと呼んでいたようなものですかね?

ラワン

Rawan2

名称・・・ラワン(Lauan)

その他呼び名・・・セラヤ(サバでの呼び名)、メランチ(マレーシア、インドネシアでの呼び名)、フィリピンマホガニー(英名での呼び名)

科目・・・フタバガキ科--(--)属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・

産地・・・フィリピン、マレーシア、インドネシア、インド

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗、硬さ:軟~中、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.38~0.64
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:やや困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材、合板材、家具用芯材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:24㎜、34㎜

その他・・・フタバガキ科の広葉樹の総称。「ラワン」はフィリピンでの呼び名。きわめて多数の種類が含まれる。大きくホワイトラワン、レッドラワンに分けられる。ヒラタキクイムシなどの虫害にあいやすい。フタバガキ科の通性として垂直樹脂道を多くもつ。材色により便宜的に3グループに分ける。赤ラワン類にはタンギール、レッドラワン、マヤピス、アルモンなど、白ラワン類にはホワイトラワン、バグチカンなど、黄ラワン類にはマンガシノロなどが含まれる。日本の合板用材の最も主要なものであり、パーティクルボード、ファイバーボードの原料として大きい部分を占めている。材組織は均一で光沢に富むが、大きな気孔が見られる。乾燥時に狂いが出やすい。

「ラワン」という樹種はないんですね。「SPF」の名称と似たような感じでしょうか。でもSPFはどれも見た目が似てますけど、赤ラワンと白ラワンじゃ見た目が全然違うと思うのです。・・・でも塗装すれば判らないですか^^;

ダークレッドメランチ

Dakureddomeranti2

名称・・・ダークレッドメランチ(Dark red meranti)

その他呼び名・・・セラヤ、レッドラワン(レッドフィリピンマホガニー、アカラワン)、ネメス、タンギール(フィリピンマホガニー)

科目・・・フタバガキ科Shorea属Rubroshorea亜属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea pauciflora(ネメス)、Shorea curtisii(セラヤ)、Shorea negrosensis(レッドラワン)、Shorea polysperma(タンギール)などを含む

産地・・・タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭~(不明瞭)、肌目:粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):やや弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.48~0.55~0.74
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.15
  • 平均収縮率%(板目方向):0.28
  • 曲げ強度MPa:100
  • 圧縮強度MPa:49
  • せん断強度MPa:10.0
  • 曲げヤング係数GPa:11.7

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好、乾燥:注意、塗装性:注意

用途・・・建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・柾目面にはリボン杢が認められる。丸太の小口のブリットルハート(縦の繊維がなくなる状態)が認められる。ライトレッドメランチを含めると約70種ある。この類の木材はShorea属のRubroshorea亜属の樹種からの木材のうち濃色のものをいう。この類の一種であるタンギールはフィリピンマホガニーと呼ばれ、米国市場へさかんに輸出されたことがある。本物のマホガニーとは全く違う木材だが、色が似ていることからこう名付けて売り込んだのだと思われる。メランチ類の特徴である同心円状に配列する軸方向細胞間道(樹脂道)が多数はっきりと見える。濃色の木材だが成長が良いとライトレッドメランチのように淡色になり比重が低くなるので見分けがつかなくなる。気乾比重がライトレッドメランチ類は0.64以下、ダークレッドメランチ類は0.64以上0.80以下というような区別の仕方がされている。元来この類がラワンやメランチ類の典型的なもの。南洋材のなかのいわばスタンダードといえる。辺材はキクイムシ類の害を受ける。防腐剤の注入はしがたい方である。乾燥時に狂いが出やすい。

その他の呼び名にある「レッドラワン」というと、レッドメランチもそう呼ぶことがあるようです。ただ本来はダークレッドメランチのほうが近い感じがします。ぼくの感じだけですけども。。。

イエローメランチ

Ieromeranti2

名称・・・イエローメランチ(Yellow meranti)

その他呼び名・・・セランガンカチャ(セランガンカヤ)、セランガンクニン、イエローセラヤ(以上3つはマレーシアのサバ州での呼び名)、イエローラワン(カランチ)(フィリピンでの呼び名)、メランチクニン

科目・・・フタバガキ科Shorea属Rechetia亜属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea faguetiana(イエローセラヤ)、Shorea resina-nigra(イエローメランチ)、Shorea kalunti(カランチ)などを含む

産地・・・東南アジア全域、マラヤ、スマトラ、ボルネオ、フィリピンなど

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗、硬さ:{軟/中庸/硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.45~0.86
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.1
  • 平均収縮率%(板目方向):0.27
  • 曲げ強度MPa:77
  • 圧縮強度MPa:41
  • せん断強度MPa:7.8
  • 曲げヤング係数GPa:10.3

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易~中、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:中(遅い)、塗装性:中

用途・・・建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・材の色調は固体によって濃淡の差がかなりある。狂いが少なく、表面の仕上りも良好。辺材部は虫の害を受けやすい。装飾的な価値が低いので、表面材として使用されることは少ない。約30種類あるとされ、地方名はかなり違っている。イエローメランチの類の丸太にはその中心部にしばしばアンブロシア類の虫害がみられるが、それが外側から見えないため丸太の評価を混乱させる。このような虫の跡を中ピン(中にあるピンホールという意味)と呼ぶ。丸太の時は心辺材の区別ははっきりしているが乾燥するとそれ程ではない。同心円状に配列する軸方向細胞間道(樹脂道)をもつ。他のメランチ類と異なっているのは、水平細胞間道をもっていることである。他のメランチのうち淡色のものと比較すると表面の仕上りはよくない。また他のメランチ類と比較して劣るのは、セメントの硬化障害をおこすのでコンクリートパネルとして利用するには表面処理が必要。このこともあり、他のメランチ類よりも低く評価される。釘打で割れ易い。

フィリピンではホワイトメランチもイエローラワン(カランチ)と呼んでいるようです。ホワイトメランチも黄ラワン類のグループのようですから、似ているのでしょうね。

ホワイトセラヤ

名称・・・ホワイトセラヤ(Bagtikan)

その他呼び名・・・バクチカン(フィリピンでの呼び名)

科目・・・フタバガキ科Parashorea属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Parashorea malaanonon

産地・・・フィリピン、インドネシア、マラヤ、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーなど

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):やや弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.43~0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・5~10cm間隔で同心円状の濃淡の縞模様がでる。表面の仕上り良好。釘打で割れやすいので注意。「ホワイトセラヤ」はサバで使用されている一定の樹種の総称。

ホワイトラワンとはまた別物みたいです。同じ白ラワン類のグループだと思いますが。。。実物を見てもたぶん区別つかないでしょうね。

ホワイトラワン

Howaitorawan2

名称・・・ホワイトラワン(White lauan)

その他呼び名・・・ライトレッドフィリピンマホガニー、シロラワン

科目・・・フタバガキ科Pentacme属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Pentacme contorta

産地・・・フィリピン

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟~中庸、腐食耐久性(耐朽性):やや弱、磨耗耐久性:中

  • 気乾比重:0.44~0.59
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.16
  • 平均収縮率%(板目方向):0.26
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:やや困難、鉋掛:やや困難、釘打保持力:やや弱、糊付接着性:良好、乾燥:やや困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・ラワン・メランチ類の中では最も淡色で、最も軽軟な材。斑の模様明瞭繊細。第二次大戦後急速に消費量の増えたラワン材は、最初に材質も良く伐採環境の良いフィリピンミンダナオ島のラワン材から使い始まり、次に材質がやや落ちるボルネオのサバ州の木材を消費し、更にカリマンタンの山岳地帯のメランティ材を伐採し、ラワン系の木材が分布している最遠地点であるタリアブ島のメランティを切り尽くして丸太の輸入が不可能になった。現地の資源の枯渇に伴い各国では丸太の輸出禁止令が施行され、製品化され輸入されるようになった。

レッドメランチ

Reddomeranti

名称・・・レッドメランチ(Red meranti)

その他呼び名・・・ライトレッドメランチ(アルモン、メランチテンバガ、メランチマジャウ、メランチサマック、マヤピス)、フィリピンマホガニー(フィリピンでの呼び名)、レッドセラヤ(サバでの呼び名)、レッドラワン(レッドフィリピンマホガニー、アカラワン)、ラワン(他のフタバガキ科の広葉樹も含めた総称としての呼び名)(*1)

科目・・・フタバガキ科ショレア(Shorea)属Rubroshorea亜属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea negrosensis(レッドラワン)、
Shorea almon(アルモン)、
Shorea leprosula(メランチテンバガ)、
Shorea leptoclados(メランチマジャウ)、
Shorea parvifolia(メランチサマック)、
Shorea squamata(マヤピス)などを含む。

産地・・・タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン等の東南アジア。

色調・・・心材は淡桃色から濃赤褐色。辺材は淡色、淡い黄色から黄白色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭~不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.48~0.74
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.12
  • 平均収縮率%(板目方向):0.26
  • 曲げ強度MPa:56
  • 圧縮強度MPa:.32
  • せん断強度MPa:8.5
  • 曲げヤング係数GPa:7.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易~中、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・赤ラワン類(*1)の木で約70種が知られている。ダークレッドメランチを含めて扱うことがあるが、ダークレッドメランチとは材の色調や重厚さが大きく異なる。市場でライトレッドメランチと呼ぶのは、Shorea属のRubroshorea亜属の樹種のうち赤色系でしかも淡色の木材のグループであるため、植物の分類とは必ずしも一致していない。むしろ商取り引き上のグループといえる。本マホガニーの代替材としても用いられる。

  • 【その他色調等】:柾目面にリボン杢が認められる。丸太の小口にブリットルハート(縦の繊維が無くなる状態)が認められる。同一樹種であっても、心材の色が生育環境によってずっと濃色になり、ダークレッドメランチといっても差支えないような赤褐色になる。また比重もそれに伴って高くなる。
  • 【その他性質等】:メランチ類の特徴といえるのは軸方向細胞間道(樹脂道)が同心円状に長く連続していること。道管の直径が大きいため、肌目は粗い。辺材はヒラタキクイムシの害を受け易い。丸太の中心部から採取した木材は脆心材という脆い木材の部分を含むので注意。
  • 【その他加工等】:防腐剤の注入は難しいとされている。
  • 【立木での性質等】:

*1:ラワンは色合いで大きく分けられて、白ラワン類と赤ラワン類、そして黄ラワン類があるようです。レッドメランチはこの赤ラワン類に入るのでしょう。
その他の呼び名で書いた「アルモン」はホワイトラワンに分類されるという資料もありました。ライトレッドメランチ(アルモンなど)は本来レッドメランチと分けるのかも知れません。。。

ホワイトメランチ

Howaitomeranti Howaitomeranti2

名称・・・ホワイトメランチ(White meranti)

その他呼び名・・・メラピ(メラピー)(マレーシアのサバ州での呼び名)、イエローラワン(カランチ、カルンチ)(フィリピンでの呼び名)、マンガシノロ、メランチパアン、コムニャン

科目・・・フタバガキ科ショレア(Shorea)属Anthoshorea亜属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Shorea spp.
Shorea philippinensis (マンガシノロ)、
Shorea bracteolata (メランチパアン)、
Shorea hypochra (コムニャン)を含む。

産地・・・フィリピン、インドネシア(スマトラ)、タイ、ミャンマー、スリランカ、インド、マレーシア、ラオス、ベトナム、カンボジア、ブルネイ等の東南アジア。

色調・・・心材は帯黄白色、淡い黄白色、淡橙白色、淡黄褐色。辺材は白色、淡い黄白色、心材より淡色。金褐色の光沢をもつ。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗(レッドメランチと比較するとやや精)、硬さ:中庸~やや硬(粘質)、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.39~0.87(樹種によってかなり差があり)
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.34
  • 曲げ強度MPa:118
  • 圧縮強度MPa:64
  • せん断強度MPa:13.2
  • 曲げヤング係数GPa:14.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難、鉋掛(カンナガケ):容易~注意、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~やや困難、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板
床板、内装材、化粧合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)40万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:24㎜、34㎜、45㎜

その他・・・黄色ラワン類(*1)の木で約30種ある。その他の名称の欄にあるように、この類の木材の地方名はかなり違っており、ホワイトメランチはマレーシア(特にサラワク州など)やインドネシア、ブルネイなどでの呼び名。現在(2007年)ではマレーシアのサバ州から輸入されることが多いため、メラピと呼ぶことが多いようである。南洋材の代表的な材。マンガシノロはフィリピンのミンダナオ島、メラピはボルネオ島(カリマンタン島)から多く産出。

  • 【その他色調等】:シリカが光る為、光沢をもち全体に明るい感じの材面となる。斑の模様明瞭。淡色なため塗装の色合わせが容易。リボン杢が現れる。
  • 【その他性質等】:釘打ちで割れやすい。メランチ類の特徴である同心円状に配列する軸方向細胞間道(樹脂道)があるが、他のメランチ類と比較して出現頻度は少ないようである。辺材は虫害にかかりやすい。
  • 【その他加工等】:放射組織の細胞中にシリカ(硝酸結晶・ケイ酸塩)を含んでいるので加工をする際それがノコ等の金属を傷める。切削する際はステライトという硬い金属を刃につけることが望ましい。メラピはシリカの含有量が少ないので多少挽きやすい。横挽きや鉋(カンナ)掛けは普通にできる。
  • 【立木での性質等】:通常樹高50~60m、樹径1.0~1.5m。

*1:ホワイトメランチは白ラワン類ぽい名前ですけど、フィリピンでイエローラワンとも呼ばれるようにどちらかというと黄ラワン類に入るようです。