⑥アフリカ材

サペリ

Saperi Saperi2

名称・・・サペリ(Sapelli、Sapele)

その他呼び名・・・サペレ、サペリマホガニー、サペリウッド、ゴールドコーストシーダー(*1)

科目・・・センダン科エンタンドロフラグマ(Entandrophragma)属・落葉広葉樹・環孔材(*1)・離弁花類(被子植物)

学名・・・Entandrophragma cylindricum Sprague

産地・・・西アフリカ、中央アフリカ、ガーナ、ナイジェリアなど熱帯降雨林一帯。シエラレオネからコートジボワール、カメルーン、コンゴを通ってウガンダまで分布。

色調・・・心材は初め桃色、淡紅色を呈すが、時間の経過とともに赤褐色から紫褐色に変化、暗桃褐色。辺材は淡い黄白色、灰白色、白色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密(~粗)、硬さ:やや硬~硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重: 0.64~0.68
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.29
  • 曲げ強度MPa:158
  • 圧縮強度MPa:75
  • せん断強度MPa:7.4*
  • 曲げヤング係数GPa:13.8

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~やや困難、鉋掛(カンナガケ):やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:中~良好、乾燥:困難、塗装性:中~高

用途・・・造作材、建具、家具
床材、壁パネル、内装材、突き板、楽器、化粧合板、造船、指物

価格・・・☆☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:34㎜、45㎜

その他・・・マホガニーに似ることから、その代用として使われる。

  • 【その他色調等】:心材の色はいわゆるマホガニー色。柾目面には、柔組織の帯が規則正しく配列した、美しいリボン杢が現れる。斑の模様不明瞭。白太の部分は割りと厚い。表面仕上は中~良好。仕上り面は美しく出来る。材面に光沢がある。
  • 【その他性質等】:ピンホールが出やすい。板目取りした場合、曲りや割れが出やすいので、柾目取りすること。
  • 【その他加工等】:両逆目部分は鉋掛けがやや困難。乾燥時に狂いやすく長時間を要するが、乾燥後の狂いは少ない。
  • 【立木での性質等】:樹高約30m、樹径約1.5mに達する大木。

*1:ゴールドコーストシーダーと呼ぶ事もあるようですが、そう呼んでいる資料は少ないです。
*2:散孔材とする資料もありました。

シタン

Sitan Sitan2

名称・・・紫檀(Rose wood、Black wood)

その他呼び名・・・ローズウッド(*1)

  • 本紫檀(ホンシタン)(シャムローズウッド、パユン(タイでの呼び名)、カムフン(クランフン)(ラオスでの呼び名)、トラック(トラク)(ベトナムでの呼び名))(*2)
  • イーストインディアンローズウッド(インディアンローズウッド(インディアンローズ)、インドローズウッド(インドローズ)、ソノケリン(ソノクリン)(インドネシアでの呼び名)、パリサンダー(パリサンドル))(*3)
  • ブラジリアンローズウッド(ブラジリアンローズ、ハカランダ(ジャカランダ)、白ジャカランダ(ホワイトローズウッド))(*4)
  • 手違紫檀(テチガイシタン)(チンチャン(チンチヤン)(タイでの呼び名))(*5)
  • ココボロ(サザンアメリカンローズウッド)(*6)
  • ホンジュラスローズウッド(ホンジュラスローズ、ニューハカランダ)(*7)
  • アフリカンブラックウッド(アフリカコクタン、アフリカンエボニー、セネガルエボニー、グラナディラ(グラナディール、グラナディーロ))(*8)
  • マダガスカルローズウッド(*9)
  • アマゾンローズウッド(*10)
  • ボンベイローズウッド(シッソーシタン)(*11)

科目・・・マメ科ソラマメ亜科ツルサイカチ(ヒルギカズラ)(Dalbergia)属・常緑広葉樹(一部落葉樹もあり)・環孔材的な散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Dalbergia spp.
Dalbergia cochinchinensis (ホンシタン)、
Dalbergia latifolia (落葉、イーストインディアンローズウッド)、
Dalbergia nigra (落葉、ブラジリアンローズウッド)、
Dalbergia oliveri (テチガイシタン)、
Dalbergia retusa (ココボロ)、
Dalbergia stevesonii (ホンジュラスローズウッド)、
Dalbergia melanoxylon (アフリカンブラックウッド)、
Dalbergia baroni (マダガスカルローズウッド)、
Dalbergia squceana (アマゾンローズウッド)
Dalbergia sissoo (落葉、ボンベイローズウッド)などを含む

産地・・・世界の熱帯から亜熱帯に分布。

  • ホンシタン(D. cochinchinensis ):タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムなどの東南アジア沿岸地域
  • イーストインディアンローズウッド(D. latifolia ):東インド、マダガスカル
  • ブラジリアンローズウッド(D. nigra ):ブラジルのバイア州周辺
  • テチガイシタン(D. oliveri  ):タイ、ミャンマー
  • ココボロ(D. retusa ):メキシコ、パナマ、コスタリカ、コロンビアなどの中南米
  • ホンジュラスローズウッド(D. stevesonii ):中米ホンジュラス
  • アフリカンブラックウッド(D. melanoxylon ):タンザニア、モザンビークなどの東アフリカ
  • マダガスカルローズウッド(D. baroni ):マダガスカル
  • アマゾンローズウッド(D. squceana ):アマゾン川流域の比較的雨季、乾季の少なめな地
  • ボンベイローズウッド(D. sissoo ):インド

色調・・・心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色を呈し、黒紫色の縞模様を持つ。辺材は白っぽい淡色、灰白色。

性質・・・木理:交錯~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):強~極強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.75(D.nigra)~0.84(D.latifolia)~1.04(D.cochinchinensis)
  • 平均収縮率%(柾目方向):2.71
  • 平均収縮率%(板目方向):5.8
  • 曲げ強度MPa:116(D.latifolia)~208(D.cochinchinensis)
  • 圧縮強度MPa:63(D.latifolia)~(D.cochinchinensis)
  • せん断強度MPa:14.3(D.latifolia)
  • 曲げヤング係数GPa:12.3(D.latifolia)

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難~やや困難、鉋掛(カンナガケ):困難~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~注意、乾燥:困難、塗装性:高

用途・・・造作材、家具
床柱、仏壇、高級家具、キャビネット、内装用、指物、唐木細工、象嵌、突板、ナイフの柄、器具、楽器、ギター

価格・・・☆☆☆☆☆~?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・マメ科ツルサイカチ(Dalbergia)属の広葉樹のうち、赤味を帯びた木肌を持つものを主とした樹木の総称。学名の欄で挙げた樹種の他、この属のさらに数種がシタン(ローズウッド)として知られている。唐木のひとつ。唐木といえばシタン、コクタン、タガヤサンを指す。斑の模様不明瞭。木質は緻密だが肌目は粗く、表面仕上げは良好で磨くと美しい光沢がでる。自動鉋による加工では逆目が生じる為、仕上げは竪鉋(たてかんな)かバフ研磨で行う。樹高15m~24m。新鮮な木材には、バラのような香りをもつものもあり、ローズウッドの名の由来となった。床柱の高級品の代表格はシタンの床柱。シタンは有名ブランドな為、少し色が似ている他の樹種に「~ローズウッド」のような名前を付けた紛い物が良く作られる。加工の際粉塵でかぶれることがあるので注意が必要。塗装は道管が不規則な為、中途半端な膜厚を付けると返って見苦しくなる。完全なオープンポアー仕上げか鏡面仕上げが行われる。

*:カリンもシタンに分類された時期もあるようです。中国では2008年現在もカリンはシタンの分類みたいですが。
*1:ローズウッドと言うと、南米産のクスノキ科の樹木もあるようですが、材木として使われるものではなく、精油を得て香料やアロマテラピーに利用されるものです。
また、一般にローズウッドと言うとイーストインディアンローズウッドを指す事が多く、厳密な意味での本来のローズウッドと言うと、ブラジリアンローズウッドを指すようです。
広義のローズウッドは8科20属にも及ぶようです。インド産の紅木(コウキ)(レッドサンダルウッド:Pterocarpus santalinus)も広い意味のシタンに含まれることがあるようです。
Honshitan3_3 *2:ホンシタン・・・暗紫褐色。交差木目が多く、イーストインディアンローズウッドより加工しにくい。
日本でいうシタンは厳密にはこのホンシタン(Dalbergia cochinchinensis )と呼ばれるタイ産のものを指すようです。しかしタイが原木伐採禁止になり、産地がラオスへ、そして今ではカンボジア、ベトナム辺りへと移っているようです。

East_indian_rosewood2_5 *3:イーストインディアンローズウッド・・・全体に紫色が強く、黒色の縞を持つ。
イーストインディアンローズウッドをホンシタンと呼ぶ場合もあります。
ソノケリンとは、イーストインディアンローズウッドをインドネシアで植林した造林木である為、成長が早いことにより木目が粗いと言われるようです。
イーストインディアンローズウッドや、ブラジリアンローズウッドのことをボンベイブラックウッドと呼ぶと言う資料も一部ありましたが、ボンベイブラックウッドと言えば同じマメ科のタガヤサン(Cassia siamea )を指す事が多いでしょう。
イーストインディアンローズウッドをボンベイローズウッドと呼ぶと言う資料もありました。

Jacaranda3_2 *4:ブラジリアンローズウッド・・・くっきりとした黒い筋が見られる。
ブラジリアンローズウッドはワシントン条約の絶滅危惧種に指定され、国外への移出が禁止されています。
ハカランダ(ジャカランダ)というと、南米産のノウゼンカズラ科のキリモドキ(Jacaranda mimosifolia )とも呼ばれる観葉植物もあります。樹高15mにもなる常緑樹のようです。もちろんここのマメ科のハカランダ(=ブラジリアンローズウッド)とは全くの別物です。ちなみにハカランダ(Jacaranda)はスペイン語読みで、ジャカランダは英語読みまたは現地ブラジルでの読みのようです。
ブラジリアンローズウッドをサントスローズウッドと呼ぶと言う資料もありましたが、サントスローズウッドは、同じマメ科のモラド(Machaerium scleroxylon )と言われる別属の別種類を指すようです。またブラジリアンローズウッドをバヒアローズウッドや、リオローズウッド、カヴィナ、ジャカランダパルドなどと呼ぶと言う資料もありましたが、その資料だけしか確認できず、詳細は不明です。ちなみにリオローズウッドとはカキノキ科のアフリカンエボニーを指すという資料もあります。
稀にブラジリアンローズウッドに対してもパリサンダーと言うことがあるようですが、一般的にはイーストインディアンローズウッドのことを指すでしょう。ちなみにリオグランデパリサンダーと言う樹木もありますが、これは上にも挙げましたモラドのことで、パリサンダーとは別物です。
白ジャカランダとは、白太(辺材)の部分が多いブラジリアンローズウッドの若木のことです。

Techigaishitan_2 *5:テチガイシタン・・・材色は変化に富み、ホンシタンより色は淡い。
シタンは古くから利用されているものの、その実態はあまりはっきりされていないようです。テチガイシタンについても、その正体について諸説あるとのことで、上でテチガイシタンに指定した樹種は、「そう言われている」程度でしょうか。
テチガイシタンのことを、ミャンマーではマタラン、ラオスではカンピと呼ぶという資料もありました。wikiの記事、もしくはその流用のものしか確認できず、詳細は不明です。

Cocobolo3 *6:ココボロ・・・色調は赤、黄、オレンジ、黒などを含み、明るめ。

Honduran_rosewood *7:ホンジュラスローズウッド・・・桃褐色から紫色で、ブラジリアンローズウッドより明るいブラウンの色目。ホンジュラスローズウッドは古くからマリンバに使われているようです。

African_blackwood2 *8:アフリカンブラックウッド・・・色味はコクタンに似ている。クラリネット用材として知られているのはこのアフリカンブラックウッドです。

Madagascar_rosewood *9:マダガスカルローズウッド・・・ココボロとアマゾンローズウッドの中間の性質。マダガスカルローズウッドは、ブラジリアンローズウッドをマダガスカル島に移植して育てた木とも言われているようです。起源はそうなのでしょうが、この二つは学名も異なるように、生育地域や気候の違いから現在では別種と考えて良いと思います。
ボアデローズ(Bois de rose)と呼ばれ海外で流通しているDalbergia maritima や日本国内でパリサンダーの名前で流通しているDalbergia greveana の2種もマダガスカルローズウッドと呼ばれるらしいですが、詳細は不明です。

Amazon_rosewood *10:アマゾンローズウッド・・・若干色に赤味がある。

Bombay_rosewood *11:ボンベイローズウッド・・・黄褐色から暗褐色。少し赤味がある以外はイーストインディアンローズウッドに似ている。インド産のせいかボンベイローズウッドもインディアンローズウッドと呼ばれるようです。

アフリカンマホガニー

Ahurikanmahoganii Ahurikanmahoganii2

名称・・・アフリカンマホガニー(African mahogany)

その他呼び名・・・カヤ(*1)、アフリカ桃花心木(アフリカマホガニー)、アカジョアフリカ、マホガニーアフリカン、ドライマホガニー(*2)

科目・・・センダン科アフリカマホガニー(Khaya)属・常緑広葉樹・散孔材(環孔材)・離弁花類(被子植物)

学名・・・Khaya spp.
Khaya ivorensis
Khaya anthotheca
Khaya grandifoliola
Khaya senegalensis を含む。

産地・・・西アフリカから中央アフリカにかけて広く分布。

色調・・・心材は淡桃褐色から濃赤褐色、紅褐色で時にやや紫色を帯びることがある。辺材は淡黄褐色、灰白色。

性質・・・木理:交錯(~通直)、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:中~強

  • 気乾比重:0.49~0.80~1.49
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.15
  • 平均収縮率%(板目方向):0.21
  • 曲げ強度MPa:78~83
  • 圧縮強度MPa:46
  • せん断強度MPa:12~14
  • 曲げヤング係数GPa:8.9~9.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:容易~注意、塗装性:注意

用途・・・造作材、建具、家具、合板
内装材、壁パネル、窓枠、楽器、突板、造船、ボート建造、キャビネット、箱

価格・・・☆☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:52㎜

その他・・・材により色調や材質に幅がある。しばしば美しい杢目が現れる。木理が交錯することが多い為、柾目面にはリボン杢がはっきりと出ている。表面の仕上がりは良好。上手く仕上げると材面に光沢が出る。しかし注意しないと切削面が毛羽立ってくることがある。斑の模様不明瞭。キクイムシ等の虫害に侵されやすい。狂いやすい。が乾燥は比較的容易で狂わない(*3)。粘りがある。樹高45m、樹径1.8mにもなる。本マホガニー(ホンジュラスマホガニー)と同種の巨木で、High forestと呼ばれる西アフリカの熱帯降雨林から採れる。本マホガニーよりも木理の交錯が著しく、肌目はより粗い。材質は良く、ホンジュラス物にも劣らない。現地の消費は少なく、殆どが輸出される。天然の本マホガニーが殆どなくなってしまった今日では、天然で最も本マホガニーに近いのはこのアフリカンマホガニーであると思われる。

*1:カヤというと日本産でイチイ科の針葉樹であるカヤ(榧)もあります。日本で「カヤ」と言えば、ほぼイチイ科の方を指す事が多いでしょう。
*2:ドライマホガニーという呼び名は、アフリカマホガニー属の中でも特にKhaya senegalensis に対して呼んでいる名前です。学名にもあるようにセネガル周辺で採れるもののようです。
*3:『乾燥時に反りやすいため注意が必要』という資料もありました。基本的に狂いやすいけど、乾燥後は安定しているということでしょうか?。ご存知の方いましたら、教えて下さい。

オバンコール

Obankooru_2 Obankooru2

名称・・・オバンコール(Ovangkol)

その他呼び名・・・オバンコル、ムテニエ、エヒー、エヒエ、アマザクエ(コートジボワールでの呼び名)

科目・・・マメ科ジャケツイバラ亜科ギボーティア(Guibourtia)属・広葉樹・散孔材~環孔材(*1)・離弁花類(被子植物)

学名・・・Guibourtia ehie J.Leonard

産地・・・西アフリカ。コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、ガボンなど。

色調・・・心材は黄褐色ないしチョコレート色、金褐色、黒褐色、灰褐色、茶褐色。灰黒ないし黒色の狭い縞を有する。または鋼色の光沢をもつ縞のものもある。辺材は灰白色、黄白色、灰色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.73~0.85
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.13~0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.34~0.38
  • 曲げ強度MPa:123*
  • 圧縮強度MPa:79*
  • せん断強度MPa:9.9*
  • 曲げヤング係数GPa:17.7*

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):やや困難、鉋掛(カンナガケ):中~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:注意~超困難、塗装性:高

用途・・・造作材、建具、家具、合板
高級家具材、床材、突き板、ロクロ加工材、船室装飾用のフローリング

価格・・・☆☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:34㎜、45㎜

その他・・・ウォルナットに良く似た木材。装飾的な利用価値が高い。柾目のリボン模様が綺麗な為、突板化粧合板に加工され内装材に人気がある。板目面に白色の沈積物、やにだまりが見られることがある。斑の模様不明瞭。表面の仕上りは良好。乾燥が難しくゆっくりと乾燥することが要求される。乾燥後は材は安定していて、狂いはでない。白蟻に対する抵抗性は高い。樹高30m、樹径0.6~0.9m。心材が赤褐色をしたブビンガもこれと同属の樹種であるが、ブビンガより材の色が薄い。ヨーロッパではローズウッドの代用材として使う場合もある。色がのりやすく、漂白してからウォールナット色に着色してクルミの代用として使われる。

*1:散孔材とする資料と環孔材とする資料の両方ありました。画像で見る感じでは環孔材のような気がしますが、正しくは不明です。

アユース

Ayuusu Ayuusu2

名称・・・アユース(Ayous)

その他呼び名・・・オベチェ(オベキ)、ワワ、サンバ、オワワ、ブッシュメープル、アフリカンメープル、アフリカンホワイトウッド

科目・・・アオギリ科トリプロチトン(Triplochiton)属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Triplochiton scleroxylon

産地・・・熱帯アフリカに分布し、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワール、カメルーン、ギニアに多い。

色調・・・心材、辺材共淡黄白色ないしクリーム色、白色。

性質・・・木理:やや交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.32~0.39
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.11
  • 平均収縮率%(板目方向):0.19
  • 曲げ強度MPa:52
  • 圧縮強度MPa:27
  • せん断強度MPa:6.9
  • 曲げヤング係数GPa:5.9

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:高

用途・・・造作材、建具、合板
室内装飾材、家具用芯材、引出し材、ハイヒールの踵、着色したスライスドベニア

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:24㎜、34㎜、45㎜

その他・・・青変菌の害を受け易い為、乾燥を早くする必要がある。加工する際に粉塵でアレルギーを引き起こすことあり、注意が必要。仕上りは良くない。樹高40m以上、樹径1.2m。アフリカで最大級の樹木に成長する。淡色な為、塗装の色の仕上りを均一にしようとする時には大変有利。

ブビンガ

Bubinga2

名称・・・ブビンガ(Bubinga)

その他呼び名・・・ケバジンゴ(ガボンでの呼び名)、エシンガン、オベシ、ワカ

科目・・・マメ科ジャケツイバラ亜科ギボーティア(Guibourtia)属・広葉樹・環孔性散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Guibourtia tessmannii J.Leonard
Guibourtia spp.

産地・・・カメルーン、ガボンなどの熱帯アフリカ、ナイジェリア東南部、コンゴ

性質・・・木理:通直あるいは交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密~やや緻密、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.86~0.94
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.41
  • 曲げ強度MPa:155
  • 圧縮強度MPa:71
  • せん断強度MPa:--
  • 曲げヤング係数GPa:12.7

加工性・・・鋸挽:やや困難~困難、鉋掛:やや困難~困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:困難~超困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材、建具、家具
床材、室内装飾材、彫刻材、突き板

価格・・・☆☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)120万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・赤褐色の心材に赤ないし桃褐色の比較的不規則な縞が現れる。色合いや柄は個体差が大きい。表面の仕上りは良好。弾性があり折れや裂けに対して粘りがある。白蟻などの虫害に強い。樹高25~30m、樹径1m~2、3m。非常に太い木になり、硬質材でブビンガ以上の大径木はないと言われている。斑の模様不明瞭。ケヤキに代わり和太鼓の胴に利用される。オバンコールは同種の材。生材の時には悪臭を放つが、乾燥後は無臭。カリンに似ているので代用される。乾燥が遅く、乾燥時の狂いに注意。また乾燥が十分でないと収縮、膨張が起き易いため、広い面の床等に使用するには表面全部を塗装で包む必要がある。ロータリーカットされて美しい杢目を現わす。ロータリーカットされたものはケバチンガと呼ばれる。重硬なわりには加工しやすい。

ゼブラウッド

Zeburauddo2

名称・・・ゼブラウッド(Zebra wood)

その他呼び名・・・ゼブラノ、ゼブラ、アフリカンゼブラウッド、ジンガナ(ザンガナ)

科目・・・マメ科--(Microberlinia)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Microberlinia brazzavillensis A.Chev

産地・・・アフリカに分布し、ガボン、ナイジェリア、カメルーン、タンザニアなどの熱帯雨林、コートジボワール

性質・・・木理:交錯~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.69~0.84
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:{000
  • 圧縮強度MPa:{00
  • せん断強度MPa:{00.0
  • 曲げヤング係数GPa:{00.0

加工性・・・鋸挽:容易~困難、鉋掛:困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:超困難、塗装性:中

用途・・・造作材、家具
床柱、床廻り材、ボタン、突き板(壁面、床板、楽器)、キャビネット、装飾材

価格・・・☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)90万/㎥?

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:36㎜

その他・・・濃褐色の縞杢(しまもく)を有するのが特徴。磨くと光沢が出る。板目面は狂いやすく、小割が入りやすい為、乾燥はゆっくり時間をかける必要がある。原木のままで長期間保存すると、腐れや変色を生じることがある。鉋(かんな)加工は困難で逆目や欠けたりする。昭和30~40年代にかけて洋服タンスの化粧板に使われ大流行した。年輪は不明瞭。斑の模様不明瞭。樹高30m、樹径1.0~1.5mくらいのものがある。板目では縞が判らないのでほとんど柾目に製材して突き板加工される。木目が交差して捻れが多いので欠けたりする。旋回木目。無垢材の単独使用は乾燥が難しい為使用例は少ない。リップルマーク(板面に現れるさざ波のような微細な模様)を有する。

南米産でウルシ科の広葉樹「ムイラカチアラ(学名:Astronium graveolens、Astronium fraxinfolium)」という樹種もゼブラウッドと言われているようです。

マコレ

Makore2

名称・・・マコレ(Makore)

その他呼び名・・・アガモクウエ(ナイジェリアでの呼び名)、バク、アバク(ガーナでの呼び名)、チェリーマホガニー(イギリスでの呼び名)、アフリカンチェリー(アメリカでの呼び名)、マコーレ(マコレー)

科目・・・アカテツ科--(Tieghemella)属・常緑広葉樹・環孔性散孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Tieghemella heckelii A.Chev

産地・・・熱帯西アフリカ。コードジュボワール、ナイジェリア、ガーナ、シェラレオネ、ガボン、象牙海岸

性質・・・木理:通直~(交錯)、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強~極強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.66
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.29
  • 曲げ強度MPa:101
  • 圧縮強度MPa:53
  • せん断強度MPa:14.3
  • 曲げヤング係数GPa:10.1

加工性・・・鋸挽:容易~やや困難、鉋掛:容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:中~困難、塗装性:中~高

用途・・・造作材、建具、家具、合板
楽器、フローリング、彫刻材、突き板(スライスドベニヤ)、キャビネット、壁パネル、造船、海水用の合板

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:34㎜、40㎜、46㎜

その他・・・時に濃淡の縞を有するものもある。材により色調に幅がある。木質は均質。仕上げ面には美しい光沢がある。材中にシリカ(ケイ酸石灰)を含み、加工機の刃物の磨耗を早めたり損傷することもある。細かい木粉が鼻の粘膜を刺激し炎症をおこす為、加工は注意が必要。シロアリなどの虫害に強い。カバ材やマホガニー、ミズメ、マカンバなどの代用として使われる事が多い。斑の模様不明瞭。樹高25m、樹径1.5m。釘打の際など、やや割れやすい。美しいリボン杢が現れるのが特徴。粘りがなく曲げに弱い。日本に輸入される数少ないアフリカ材のうち、良く知られているものの代表のひとつ。どちらかというとマカンバやサクラ類のような材面をもつ。湿気があるところで鉄に接すると、黒く汚染することがある。

「アメリカンチェリーともいう」という資料が一つだけありましたが、その名前はバラ科の別種類がありますので、その他の名称には入れませんでした。実はその資料はアフリカンチェリーの間違いだと、勝手に思っています^^;