⑦中国・朝鮮・韓国材

タケ

Take Take2

名称・・・竹(Bamboo)

その他呼び名・・・真竹(マダケ)(苦竹(ニガタケ))、孟宗竹(モウソウチク、モウソウダケ)、淡竹(ハチク)、黒竹(クロチク)、女竹(メダケ)、矢竹(ヤダケ)、晒竹(サラシダケ)(白竹(シラチク、シラタケ))、清水竹(シミズダケ)、焼き竹(ヤキダケ)(*1)

科目・・・イネ科タケ亜科--(--)属・常緑草本植物・単子葉類(被子植物)

学名・・・Phyllostachys bambusoides(マダケ)、Phyllostachys heterocyala(モウソウチク)、Phyllostachys nigra var.henonis(ハチク)、Phyllostachys nigra var.nigra(クロチク)、Pleioblastus simonii(メダケ)、Pseudosasa japonica(ヤダケ)(*2)

産地・・・アジアの温暖湿潤地域

性質・・・木理:--、辺心材の境目:--、肌目:--、硬さ:中庸~硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):--
  • 平均収縮率%(板目方向):--
  • 曲げ強度MPa:101*
  • 圧縮強度MPa:66*
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:{容易/困難、鉋掛:{容易/困難、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・
床材、竹垣、竹小舞(塗り壁の下地)、すだれ、建築外部足場

価格・・・☆(*3)

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 3寸:直径約(30~35)x6000㎜
  • 4寸:直径約(40~45)x7000
  • 5寸:直径約(50~55)x7000
  • 6寸:直径約(60~65)x8000
  • 7寸:直径約70x8000
  • 8寸:直径約80x8000
  • 9寸:直径約90x8000

その他・・・イネ科タケ亜科の多年生常緑草本植物のうち大型のものの総称。世界で600~1200種、日本でも150~600種あるとされる。一般的に用材として流通しているものは、そのうちの極わずか。マダケ、モウソウチク、ハチクの3種類は日本の三大有用竹とされる。マダケは竹の王様と言われ、用材として最も優れているため、流通している竹材の主流。メダケは昔は竹小舞として大量に使われたが、現在では極少。メダケとヤダケは笹に分類される。

ここでは「草本」(=草)として取り扱いましたが、竹を「木」とするか「草」とするか諸説あるみたいです。あと英名ではBambooですが、バンブーと竹と笹を区別しているみたいです。違いは、地下茎が横に這って生育繁殖するのが竹・笹で、地下茎が無く株立ち状になるものをバンブーというようです。また竹と笹の違いは、一般的には大型のものを竹、小型のものを笹と呼びますが、植物学的には「生長すると稈鞘(カンショウ:タケノコの皮)が落ちるのが竹、残って稈(カン:タケ・ササ類における茎)を包むのが笹」とするようです。Sekisoutate_7 竹は2005年くらいから建築用材としてだいぶメジャーになってきた感じがします。良く目にするのは積層された床材くらいですけどね。ちなみに積層の仕方は縦と横の2タイプあります。(右画像参照)Sekisouyoko_6
*1:「晒竹(白竹)、清水竹、焼き竹」は竹の種類ではなく、加工された竹の呼び名です。晒竹とは、マダケやハチクを油抜きして曲がりを矯正し、天日干しした白くて美しい竹のことです。清水竹とは、若いメダケを磨いて曲がりを矯正したもので、表面が紙質で柔らかい感じがします。焼き竹とは、マダケの表面にバーナーで焼き色をつけたもので、薄い焼き色から、黒竹のような濃い色合いまで自由にできます。
*2:「Phyllostachys」はマダケ属、「Pleioblastus」はメダケ属、「Pseudosasa」はヤダケ属です。
*3:竹は通常㎥単価ではないでしょうから、比較になりませんが無理やりだすと50万/㎥くらいでしょうか。この数字には全く意味ないですけど(汗)

ベニマツ

Benimatsu Benimatsu2

名称・・・紅松(Korean pine、Kedr)

その他呼び名・・・朝鮮松(チョウセンマツ)、朝鮮五葉(チョウセンゴヨウ)、朝鮮五葉松(チョウセンゴヨウマツ)、ホンスン、ケードル(ロシアでの呼び名)

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・Pinus koraiensis Sieb. et Zucc.

産地・・・極東シベリア、朝鮮、中国黒龍江省沿岸地域。日本では栃木、群馬、長野、岩手など本州中部の亜高山地帯。

色調・・・心材は淡黄褐色ないし淡紅色、淡黄赤色、淡黄薄褐色。辺材は黄白色、淡黄白色、白色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:軟~中庸、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:弱

  • 気乾比重:0.34~0.41(平均値)~0.51
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.17
  • 平均収縮率%(板目方向):0.36
  • 曲げ強度MPa:67
  • 圧縮強度MPa:33
  • せん断強度MPa:8.3
  • 曲げヤング係数GPa:8.8

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易、塗装性:中

用途・・・下地材、造作材、建具
敷居・鴨居、鋳物用の木型、彫刻用材、器具

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・サンギ:48x24x4000(一等\65,000/㎥)

その他・・・日本にも分布しているが、市場で取り扱われているものはロシア産のベニマツが主ある。マツ類を硬松と軟松に分けるときにはベニマツは軟松のグループに入れられる。ロシア材では最も有用な樹種として高い評価である。しかしこの樹種は幹の中心部が菌の害を受け易くほとんどといって良い程丸太は空洞になっている為、木材として利用する場合は外側の部分が使われる。2007年現在、製材品に挽かれて輸入されるケースが多くなった。朝鮮では食用のため種子の採取を目的とした林業がある。

  • 【その他色調等】: 年輪幅の狭いものが多い。斑の模様不明瞭。
  • 【その他性質等】: 材の狂いは少ない。割れやすいので注意。材種はヒメコマツと同じで若干比重が重く全体的に粘っこい感じがある。軸方向細胞間道(樹脂道)がありそこから滲み出るヤニで材面が汚くなっていることが普通。硬松類に比較すると年輪の中の細胞の形の違いが少なく、そのため年輪はずっと見分けにくくなり木材は軽軟。寸度の安定性があるため古くから木型用材として使われる木材の代表的なものの一つになっている。
  • 【その他加工等】:
  • 【立木での性質等】:山地に生え、樹高35m、樹径1.5mの大木になる事も珍しくない。

クモスギ

Kumosugi2 Kumosugi

名称・・・雲杉(Dragon spruce)

その他呼び名・・・云杉(ウンスギ)、雲南杉(ウンナンスギ)、中国スプルース、ドラゴンスプルース

科目・・・マツ科トウヒ(Picea)属・常緑針葉樹・裸子植物

学名・・・Picea asperata

産地・・・中国の雲南省・四川省、チベット。

色調・・・心材、辺材共淡い黄白色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:{緻密/粗、硬さ:やや軟、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.5
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:高

用途・・・造作材、建具
碁盤・将棋盤

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)40万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:24㎜、30㎜、34㎜

その他・・・日本のエゾマツと同属。北米産スプルースと比べても遜色はなく、値段はこちらの方が安い。

  • 【その他性質等】:材の安定性は良いが割れやすい。マツ科特有の臭いや樹脂分は少ない。