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木材名称一覧 【あ行】

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イエローバーチ

Yellowbirch Yellowbirch1

名称・・・イエローバーチ(Yellow birch)

その他呼び名・・・キハダカンバ、アメリカミネバリ、バーチ(*1)、スイートバーチ(*2)、ペーパーバーチ(*3)、ホワイトバーチ、レッドバーチ(*4)、グレーバーチ、シルバーバーチ、スワンプバーチ、カナディアンシルキーバーチ、カーリーバーチ(*5)

科目・・・カバノキ科カバノキ(Betula)属・落葉広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Betula alleghaniensis(イエローバーチ)
Betula lenta(スイートバーチ)、Betula papyrifera(ペーパーバーチ)

産地・・・アメリカの東部。主に北部及び五大湖沿岸州。

色調・・・心材は淡い紅褐色からクリーム色、帯黄紅褐色、赤褐色。辺材は白色、帯黄白色、淡黄色。心材は樹によって色の違いがかなりある。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.71
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.27
  • 平均収縮率%(板目方向):0.35
  • 曲げ強度MPa:114
  • 圧縮強度MPa:56
  • せん断強度MPa:5.2
  • 曲げヤング係数GPa:13.8

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:困難、塗装性:高

用途・・・造作材、建具、家具、合板
キャビネット、内装パネル材、フローリング、玩具、軽飛行機、アイスクリーム箆(へら)、楊枝、舌押さえ(医者が使う使い捨てのもの)、轆轤(ろくろ)加工された紡績糸巻き用具の柄、靴の木型

価格・・・☆☆?

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:25㎜、30㎜

その他・・・北米産のカンバ類の代表的な樹種。表面の仕上がりは美しい。艶出し加工に適する。粘りが有り、曲げ性能に優れる。収縮率がやや高く、乾燥が不十分であると狂いが出やすい。木目はやや不鮮明で特徴がないが、材面が均質で綺麗に仕上がる。年輪の境に色の濃い線があり、かなりはっきり見える。斑の模様不明瞭。衝撃に強い性質がある。虫害を受けやすい。樹高18~24m、樹径0.75m。バーチは代表的なイエローバーチ(Yellow birch)の他にスイートバーチ(Sweet birch)やペーパーバーチ(Paper birch)があり、分布は五大湖周辺である。また太平洋岸にWestern paper birchがある。材色が白いのでホワイトバーチ(White birch)とも呼ぶ。日本産のマカバ(マカンバ)やミズメがこれと同属で、性質はほとんど同じである。

*1:カバ類のことを総称して英語でバーチといいます。その為「バーチ」とだけいうと樺(カバ)=マカンバ(ウダイカンバ)を指すこともあります。
*2:スイートバーチは他にアメリカミズメ、アメリカンブラックバーチ、アメリカンバーチ、カタン、ケベックバーチ、ハードバーチなどの呼び名があるようです。
*3:ペーパーバーチは他にパピリフェラカンバ、アメリカシラカンバなどの呼び名があるようです。
*4:イエローバーチの辺材とペーパーバーチは材色が白い為、一括して「ホワイトバーチ」の名で扱われます。こちらは日本産のシラカンバに似ています。またイエローバーチの心材で赤味があるものは「レッドバーチ」と言われることもあるようです。
*5:カーリーバーチという呼び名は樹種ではなく、木目に美しい縮杢(ちぢみもく)(カーリー杢)の現れたシラカバを指すのかもしれませんが、詳細は不明です。

アユース

Ayuusu Ayuusu2

名称・・・アユース(Ayous)

その他呼び名・・・オベチェ(オベキ)、ワワ、サンバ、オワワ、ブッシュメープル、アフリカンメープル、アフリカンホワイトウッド

科目・・・アオギリ科トリプロチトン(Triplochiton)属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Triplochiton scleroxylon

産地・・・熱帯アフリカに分布し、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワール、カメルーン、ギニアに多い。

色調・・・心材、辺材共淡黄白色ないしクリーム色、白色。

性質・・・木理:やや交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.32~0.39
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.11
  • 平均収縮率%(板目方向):0.19
  • 曲げ強度MPa:52
  • 圧縮強度MPa:27
  • せん断強度MPa:6.9
  • 曲げヤング係数GPa:5.9

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易、鉋掛(カンナガケ):容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:{容易/困難、塗装性:高

用途・・・造作材、建具、合板
室内装飾材、家具用芯材、引出し材、ハイヒールの踵、着色したスライスドベニア

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:24㎜、34㎜、45㎜

その他・・・青変菌の害を受け易い為、乾燥を早くする必要がある。加工する際に粉塵でアレルギーを引き起こすことあり、注意が必要。仕上りは良くない。樹高40m以上、樹径1.2m。アフリカで最大級の樹木に成長する。淡色な為、塗装の色の仕上りを均一にしようとする時には大変有利。

アカガシ

Akagasi Akagasi2

名称・・・赤樫(Oak)

その他呼び名・・・大樫(オオガシ)、大葉樫(オオバガシ)、アカカシ、ホンガシ、クマガシ(*1)

科目・・・ブナ科コナラ(Quercus)属(*2)・常緑広葉樹・放射孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Quercus acuta Thunb.

産地・・・本州中南部から四国、九州に自生。また朝鮮南部、台湾、中国。

色調・・・心材は淡紅褐色から紅褐色、赤褐色。辺材はやや紅色を帯びた淡い黄褐色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:やや不明瞭、肌目:粗、硬さ:極硬、腐食耐久性(耐朽性):中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.80~1.05
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.23
  • 平均収縮率%(板目方向):0.43
  • 曲げ強度MPa:118
  • 圧縮強度MPa:54
  • せん断強度MPa:19.6
  • 曲げヤング係数GPa:16.7

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):困難、鉋掛(カンナガケ):困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~注意、乾燥:困難、塗装性:中

用途・・・造作材
器具材、車両材、船舶材、機械材、薪炭材、農工具の柄、荷車の荷台枠、車輪、車軸、水車軸、大砲の台、発動機の台、紡績機械のシャトル、刳り物(くりもの)(菓子皿)、敷居、椎茸原木、下駄の歯、ゲートボールスティック、木槌の頭、枕木、木刀、櫓(やぐら)

価格・・・☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)90万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・随線が太い為、柾目面には虎斑(とらふ)が現れ、板目面には目の様な形が現れるいわゆる「樫目」が見られる。年輪ははっきりとしていない。カシ類の中では比較的大径木となる。樹高10~20m、樹径0.7m。時に、せん孔虫やカミキリ虫の虫害を受けている場合がある。斑の模様明瞭。鹿児島県、宮崎県、高知県から良材が採れることが知られている。日本産のカシ類の中では最も標高の高いところまで分布する。カシ類で一番硬い姥目樫(ウバメガシ)は細すぎて、製材して用材にすることができない為、アカガシが日本産の用材で最も硬く強度がある木とされる。水に強く狂いが少ない。表面の仕上りは特に良いとは言えない。敷居の溝の中に磨耗防止のためにカシの薄板を埋め込んだりカシ材の敷居を使ったりするが、これをウメガシと言いひとつの建築部材名になっている。同属に白樫(シラカシ)などがある。

同属にはあと、一位樫(イチイガシ:Quercus gilva)や粗樫(アラカシ:Quercus glauca)(=マルバガシ、ナラバガシ、クロガシ)などがあるようです。
ただ単に「カシ」というと関東地方ではこのアカガシではなく、シラカシの方を指すことが多いようです。また関西地方ではアラカシ、九州ではイチイガシを指す事が多いかもしれません。
*1:「ホンガシ」や「クマガシ」という呼び名は、地方によってアラカシやシラカシを指すこともあります。
*2:「アカガシ」属とする資料もありました。その資料だけでしたので、ほぼ「コナラ」属で良いと思いますが・・・

アピトン

Apiton Apiton2

名称・・・アピトン(Apitong)

その他呼び名・・・クルイン(マレーシア、インドネシア、ボルネオでの呼び名)、ヤン(タイでの呼び名)、チュティール(カンボジアでの呼び名)、カイン(カンイン)(ミャンマーでの呼び名)、ガージュン(インドでの呼び名)、ヤウ(ベトナムでの呼び名)

科目・・・フタバガキ科フタバガキ(Dipterocarpus)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Dipterocarpus spp.
Dipterocarpus alatus(ヤン)、Dipterocarpus gracilis(クルインケラダン)、Dipterocarpus grandiflorus(アピトン、クルインヒジャウ)を含む

産地・・・インド、フィリピン、マレーシア、インドシナ、スマトラ、ボルネオ、インドネシアなど

性質・・・木理:通直~交錯(幅がある)、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.75
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.26
  • 平均収縮率%(板目方向):0.39
  • 曲げ強度MPa:122
  • 圧縮強度MPa:69
  • せん断強度MPa:13.7
  • 曲げヤング係数GPa:16.2

加工性・・・鋸挽:困難、鉋掛:困難、釘打保持力:強、糊付接着性:不良、乾燥:困難、塗装性:低

用途・・・構造材、造作材、家具、合板
床材、羽目板、柱、梁、梱包材、パレット、防腐処理をして枕木、トラック・バス等の大型自動車ボデー、船舶、器具

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)40万/㎥(?)

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・70種類以上あり、「アピトン」は主にフィリピンでの呼び名。心材は灰色を帯びた赤褐色、暗褐色、濃灰褐色。辺材は淡黄白色、灰白色、淡黄褐色。年数を経るとかなり濃色になる。細胞間に樹脂室があり、ヤニと石灰小塊をもつ。樹脂分が多い。フローリング材は有名。ケイ酸塩(シリカ)を含む。石灰質含有により鋸挽(のこびき)は困難だが、ステライト鋸刃での製材は容易。樹脂(やに)が滲み出すため材面は美しくなく、また鉋掛(かんながけ)や接着性に障害がある。斑の模様明瞭。乾燥が遅く、乾燥時は要脱脂。脱脂乾燥をしないと、長年にわたってヤニが染み出して汚くなる。熱帯林の主要構成樹種。南洋材ではラワン(メランチ)類に次いで多く輸入される。生長輪は見られず、垂直樹脂道(短い接線状に配列する軸方向細胞間道)が現れる事が特徴で、これによりラワン(メランチ)類と区別できる。保存薬剤の注入がし易い。

ウォルナット

Walnut2

名称・・・ウォルナット(Black walnut)

その他呼び名・・・ブラックウォルナット、アメリカンウォルナット、アメリカンブラックウォルナット、イースタンブラックウォルナット、ウォールナット(オールナット)

科目・・・クルミ科--(Juglans)属・落葉広葉樹・散孔材ないし半環孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Juglans nigra L.

産地・・・アメリカ東部、カナダのオンタリオ州など。特にミズーリー、オハイオ、インディアナなどが主産地。

性質・・・木理:一般に通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):やや弱~中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.63
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.16
  • 平均収縮率%(板目方向):0.23
  • 曲げ強度MPa:100
  • 圧縮強度MPa:52
  • せん断強度MPa:9.3
  • 曲げヤング係数GPa:115.2

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:高

用途・・・{構造材、{下地材、造作材、建具、家具、{合板
工芸用材、銃床材、フローリング材、内装パネル材、楽器材、突き板

価格・・・☆☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)120万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:30㎜、45㎜

その他・・・不規則な濃淡の縞を有することが多い。狂いは少ない。ペンキやステインによくなじみ、艶出し加工で美しく仕上がる。衝撃に強い。斑の模様不鮮明。粘りがある。経年変化によりタンニンの影響で黒くなる。水を含むと腐りやすい。木理はしばしば不規則になり、このことが材面の化粧的な価値を高める。日本のオニグルミがウォルナットに属する。チーク、ローズウッド、マホガニーと並んで世界的な高級材。またチーク、マホガニーと共に世界三大名木のひとつ。蓄積は非常に少なくなっている。同属にアメリカ西海岸に生育するカリフォルニアウォルナット(学名:Juglans california)とヒンズウォルナット(学名:Juglans hindsii)があり、材面がブラックウォルナットと良く似ており、区別することは難しい。これら2種は市場ではクラロウォルナットと呼ばれている。

同属で、東南アジア(インド)や中東(イラン)産のイーストインディアンウォルナット(セイヨウグルミ、ペルシャクルミ)(学名:Juglans regia)もウォルナットと呼ばれるようです。

アマレロ

Amarero Amarero2

名称・・・アマレロ(Amarello、Pau Amarelo)

その他呼び名・・・アマリロ、パウアマレロ、イエローハート

科目・・・ミカン科--(Euxylophora)属・広葉樹・散孔材?・被子植物

学名・・・Euxylophora paraensis

産地・・・南米、ブラジル

性質・・・木理:{通直/交錯、辺心材の境目:{明瞭/不明瞭、肌目:{緻密/粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.72~0.80
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:111*
  • 圧縮強度MPa:63*
  • せん断強度MPa:13.8*
  • 曲げヤング係数GPa:13.8*

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:中、塗装性:{低/中/高

用途・・・家具
フローリング、スポーツ器具、内装材

価格・・・☆☆☆☆☆~

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・白蟻等の害虫や、菌類に強い。絶滅危惧種

木材加工時に皮膚炎などの健康被害を起こす木材に挙げられているみたいです。有害性分が含まれる切り屑等が皮膚に長時間付着しないよう心掛ける必要がありそうです。
学名をキョウチクトウ科のAspidosperma sp.として、イエローハートと分けている資料もありましたが、その1つのみしか確認できませんでしたので真偽は不明です。ちなみに学名のsp.は「属まではわかるが種小名がわからない」といった意味らしく、これは「Aspidosperma属の一種」という意味になるようです。
アマリロといえば別種でマメ科のアマゾンアマリロ(=ガラッパ)を指すこともあるようです。
流通量が少ないので金額も良くわかりませんでしたが、少なくても100万/㎥はする感じです。

ウリン

Urin2

名称・・・ウリン(Ulin)

その他呼び名・・・ベリアン(ビリアン)、タブリン、テリアン、ボルネオアイアンウッド、柚檀(ユタン)、ボルネオ鉄木(ボルネオテツボク)、マラガンガイ、アイアンウッド

科目・・・クスノキ科--(Eusideroxylon)属・常緑広葉樹・{散孔材/環孔材/放射孔材・被子植物

学名・・・Eusideroxylon malagangai、Eusideroxylon zwageri

産地・・・インドネシア、マレーシア原産、ボルネオ、フィリピン

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.92~1.04
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.24
  • 平均収縮率%(板目方向):0.44
  • 曲げ強度MPa:185*
  • 圧縮強度MPa:89*
  • せん断強度MPa:18.1*
  • 曲げヤング係数GPa:18.3*

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:困難、乾燥:困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・
浮桟橋、橋梁、ウッドデッキ、船舶材、床材

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・90x20x3000(S4S\350,000/㎥)

  • 90x20x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 105x20x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 105x30x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 120x30x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 70x70x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 90x90x(2000、2700、3000、3700、4000)
  • 55x45x(2000、2700、3000、3700、4000)

その他・・・色のバラツキが少ない。心材は薄褐色だが、乾燥すると濃褐色へ変色する。材質が安定していて、割れ、反り、曲がり等の狂いが少ない。白蟻、フナクイ虫等の虫害に強い。木材に含まれている樹液(タンニン)が染み出すことがある。加工によってとても滑らかな表面に仕上げる事ができる。心材は極めて注入処理がしにくい。0.5%までのシリカを含む。1950年から1996年7月まで輸出禁止であったため、日本ではあまりなじみのない名前だが、現地では100年耐える木として伝えられ、欧米諸国では高い評価を得ている。

イエローパイン

Ieroupain Ieroupain2

名称・・・イエローパイン(Yellow pine)

その他呼び名・・・サザンイエローパイン、サザンパイン(*1)、スラッシュパイン(エリオーソテイマツ、エリオッティマツ)、ロングリーフパイン(ダイオウショウ、ダイオウマツ)、ショートリーフパイン(エキナータマツ、エチナータマツ)、ロブロリーパイン(テーダマツ)

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・Pinus echinata(ショートリーフパイン)、Pinus elliottii(スラッシュパイン)、Pinus palustris(ロングリーフパイン)、Pinus taeda(ロブロリーパイン)、

産地・・・テキサス州からバージニア州にかけてアメリカ南部諸州に分布

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.58(ロブロリーパイン)~0.67(スラッシュパイン)
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.14~0.16
  • 平均収縮率%(板目方向):0.21~0.23
  • 曲げ強度MPa:77(ロブロリーパイン)~98(スラッシュパイン)
  • 圧縮強度MPa:40(ロブロリーパイン)~46(スラッシュパイン)
  • せん断強度MPa:8.8(ロブロリーパイン)~10.3(スラッシュパイン)
  • 曲げヤング係数GPa:11.8(ロブロリーパイン)~12.7(スラッシュパイン)

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:やや困難、塗装性:やや低

用途・・・構造材、造作材、家具、合板
パルプ、床板、車両、内装材、箱、包装、日用品、ボーリングのレーン

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:30㎜、40㎜

その他・・・イエローパインには詳しくはLongleaf pine、Shortleaf pine、Loblolly pine、Slash pineの4種類がある。これら4種のPineを総称してSouthern pineと呼んでいる。この樹種の製材品はジョージア、アラバマ、アーカンサス、ノースカロライナ、ルイジアナ州から出荷されている。北米西海岸地区ではポンデローサパインをイエローパインと呼ぶ。斑の模様不明瞭。樹径0.5m。ヤニは少ないが、節が多く粘りが無い。スラッシュパインは米国南部の諸州に造林されている。米国の合板の材料は西部ではベイマツ、南部ではイエローパインが使われる。心材の保存性はかなり高いが、辺材は低い。辺材は保存薬剤処理がしやすい為、その上での利用法(屋外の構造材でジェットコースターやボードウォーク)がある。脂(ヤニ)がでてくる為、塗装はやや難しい。木の成長が速く約30年のサイクルで伐採される。比重の高いものは大型の構造物やボーリングのレーンに使用され、比重の低いものは杢目の特性から壁、天井板、羽目板、階段等用途は多様。

*1:広義には、北米に分布するハードパイン類を総じてイエローパイン(又はサザンパイン)と呼びます。その為北米の一部ではポンデローサパインもイエローパインと呼んでいるのでしょう。また、ピッチパイン(リギダマツ)やポンドパイン(セロテナマツ)などの三葉松も同様の理由でサザンパインと呼ぶようです。

イエローメランチ

Ieromeranti2

名称・・・イエローメランチ(Yellow meranti)

その他呼び名・・・セランガンカチャ(セランガンカヤ)、セランガンクニン、イエローセラヤ(以上3つはマレーシアのサバ州での呼び名)、イエローラワン(カランチ)(フィリピンでの呼び名)、メランチクニン

科目・・・フタバガキ科Shorea属Rechetia亜属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea faguetiana(イエローセラヤ)、Shorea resina-nigra(イエローメランチ)、Shorea kalunti(カランチ)などを含む

産地・・・東南アジア全域、マラヤ、スマトラ、ボルネオ、フィリピンなど

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗、硬さ:{軟/中庸/硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.45~0.86
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.1
  • 平均収縮率%(板目方向):0.27
  • 曲げ強度MPa:77
  • 圧縮強度MPa:41
  • せん断強度MPa:7.8
  • 曲げヤング係数GPa:10.3

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易~中、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:中(遅い)、塗装性:中

用途・・・建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・材の色調は固体によって濃淡の差がかなりある。狂いが少なく、表面の仕上りも良好。辺材部は虫の害を受けやすい。装飾的な価値が低いので、表面材として使用されることは少ない。約30種類あるとされ、地方名はかなり違っている。イエローメランチの類の丸太にはその中心部にしばしばアンブロシア類の虫害がみられるが、それが外側から見えないため丸太の評価を混乱させる。このような虫の跡を中ピン(中にあるピンホールという意味)と呼ぶ。丸太の時は心辺材の区別ははっきりしているが乾燥するとそれ程ではない。同心円状に配列する軸方向細胞間道(樹脂道)をもつ。他のメランチ類と異なっているのは、水平細胞間道をもっていることである。他のメランチのうち淡色のものと比較すると表面の仕上りはよくない。また他のメランチ類と比較して劣るのは、セメントの硬化障害をおこすのでコンクリートパネルとして利用するには表面処理が必要。このこともあり、他のメランチ類よりも低く評価される。釘打で割れ易い。

フィリピンではホワイトメランチもイエローラワン(カランチ)と呼んでいるようです。ホワイトメランチも黄ラワン類のグループのようですから、似ているのでしょうね。