5.【は行】

木材名称一覧 【は行】

ホワイトオーク

Howaitoooku Howaitoooku2

名称・・・ホワイトオーク(White oak)

その他呼び名・・・アメリカンホワイトオーク、ウェスタンホワイトオーク、アパラチアンオーク、チェリーオーク、チェストナットオーク、ポストオーク、オーバーカップオーク、スワンプチェストナットオーク、チンカピンオーク、バーオーク、スワンプホワイトオーク、ライブオーク、オレゴンホワイトオーク、ノーザンホワイトオーク、サザンホワイトオーク

科目・・・ブナ科コナラ(Quercus)属・落葉広葉樹・環孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Quercus alba L.(ホワイトオーク)
Quercus prinus(チェストナットオーク)、Quercus stellata(ポストオーク)、Quercus lyrata(オーバーカップオーク)、Quercus mishauxii(スワンプチェストナットオーク)、Quercus muehlenbergii(チンカピンオーク)、Quercus marcrocarpa(バーオーク)、Quercus bicolor(スワンプホワイトオーク)、Quercus vieriniana(ライブオーク)、Quercus garryana(オレゴンホワイトオーク)

産地・・・北米大陸一帯に広く分布。中でもアメリカ東部やカナダに多い。ヨーロッパにも見られる。

色調・・・心材は淡黄褐色、灰褐色、淡褐色ないし濃褐色、褐色、赤褐色、時に桃色を帯びる。辺材は淡黄白色、白色、淡白色、淡褐色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.68~0.75
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.39
  • 曲げ強度MPa:121
  • 圧縮強度MPa:59
  • せん断強度MPa:13.7
  • 曲げヤング係数GPa:14.1

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~やや困難、鉋掛(カンナガケ):容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:中~良好、乾燥:やや困難、塗装性:中

用途・・・造作材、家具、合板
床材、船舶材、枕木、ウィスキーやブランデーの樽材、桶材、化粧用単板、器具

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)50万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:34㎜、60㎜

その他・・・ホワイトオークは次のいくつかの樹種の総称。ホワイトオーク(White oak)、チェストナットオーク(Chestnut oak)、ポストオーク(Post oak)、オーバーカップオーク(Overcup oak)、スワンプチェストナットオーク(Swamp chestnut oak)、チンカピンオーク(Chinkapin oak)、バーオーク(Bur oak)、スワンプホワイトオーク(Swamp white oak)、ライブオーク(Live oak)。産出地によりノーザンホワイトオークとサザンホワイトオークを区別して販売することもある。大きな放射組織がある為、柾目面に美しいシルバーグレイン(虎斑:とらふ)が現れる。斑の模様鮮明。仕上りは良好。衝撃に強い。丸太により材色の違いが大きい為注意が必要。釘打は穴あけ加工が望ましい。ヒラタキクイムシの虫害にあいやすい。レッドオークと比べると狂いが出やすい。辺材の幅は狭い。一般に収縮率が高い為、乾燥の際に狂いが出たり板目面に小割が入りやすい。樹径1.5m。ホワイトオークの導管孔にはチロース繊維構造を持っていて、樽にして液体の容器にしても液漏れせずに通気もする。この特性はウィスキーやブランデーの醸造に最適でオークの持つタンニンが酒に溶け込み芳醇な香りを醸し出す。「オーク」という言葉はカシ類とナラ類を意味しているが、ホワイトオークは後者で日本のミズナラに良く似ている。ただミズナラよりも全体的に木目が荒く、色が白いのが特徴。

「ホワイトオーク」というと、特定の樹種であるQuercus albaを指す場合と、似ている樹種を総称している場合とがありますが、一般的には後者の方が多いようです。ホワイトオークの中でライブオークだけは日本のカシに近く常緑で、半環孔材のようです。

ホクヨウカラマツ

Hokuyoukaramatu Hokuyoukaramatu2

名称・・・北洋唐松(Listvennitsa)

その他呼び名・・・ラーチ(ラーチウッド)、グイマツ、ダフリカ(ダフリカ唐松)、シベリア唐松、ソ連唐松、リストベンニッツア(ロシアでの呼び名)

科目・・・マツ科カラマツ(Larix)属・落葉針葉樹・裸子植物

学名・・・Larix gmelinii、Larix dahurica

産地・・・シベリア大陸、樺太、千島、サハリン、沿海州、中国など。

色調・・・心材はやや黄色を帯びた赤褐色、褐色、黄褐色~紅色を帯びた黄褐色。辺材は黄白色、淡黄白色。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.51~0.68
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.37
  • 曲げ強度MPa:100
  • 圧縮強度MPa:45
  • せん断強度MPa:12.7
  • 曲げヤング係数GPa:11.8

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):中~やや困難、鉋掛(カンナガケ):中~やや困難、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:中、乾燥:容易(注意要)、塗装性:注意

用途・・・構造材、合板
梁、土台、電柱、枕木、パルプ用、仮設、土木、杭、橋梁、船舶

価格・・・☆(*1)

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・針葉樹の中では最も硬く強い。人工造林の日本のカラマツと比べて、年輪幅は一般に狭い。乾燥はかなり早いが、狂いが生じやすい。樹脂分が多いため耐水性が強く腐りにくい。日本のカラマツに比べてやや黄色が強い。軸方向細胞間道(樹脂道)があり、材面にヤニが滲み出てくる。生育環境が厳しいためか、日本のカラマツに比べて、やに壷、入皮、もめなどの欠点が多く出る。これらの欠点のためか、あるいは年輪幅が極端に狭いことが多いためか、木材が脆くなっていて使用中に破損する例がある。人工造林のカラマツと比べ、狂いは少ないとされる。材面の美しさを必要としない用途が主。北海道で小規模ながら造林が試みられたことがある。

ラーチの名前で合板として良く流通しています。
*1:無節材とかで流通しているのか不明です。需要がないような気がしますけど・・・

ベイヒ

Beihi Beihi2

名称・・・米桧・米檜(Port orford cedar)

その他呼び名・・・ポートオーフォードシーダー(ポートオブシーダー)、ピーオーシーダー、ローソンサイプレス(ローソンヒノキ)、ベイヒノキ、オレゴンシーダー、ホワイトシーダー、ジンジャーパイン

科目・・・ヒノキ科ヒノキ(Chamaecyparis)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・Chamaecyparis lawsoniana Parl.

産地・・・北米のオレゴン州南部からカリフォルニア州北部。分布は比較的狭い。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭(~不明瞭)、肌目:緻密~中(~やや粗)、硬さ:やや軟~中、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.46
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.14
  • 平均収縮率%(板目方向):0.20
  • 曲げ強度MPa:69
  • 圧縮強度MPa:29
  • せん断強度MPa:8.8
  • 曲げヤング係数GPa:7.8

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易、塗装性:中

用途・・・構造材、造作材、建具、家具
木製サッシ、内装材、船舶、ボートのデッキ、カウンター、葬式の大看板、水槽、器具、蓄電池セパレータ、内・外装用の壁材、フローリング、衣類箱、アーチェリーの矢

価格・・・☆☆☆☆☆~(*1)

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・心材は黄白色~淡黄褐色、ないし黄褐色、桃褐色、淡黄薄褐色。辺材は白色~淡黄白色。または全体に白ないし淡黄白色。しばしば心辺材の区別がつかないことがある。年輪幅は均一だが、年輪内での細胞の形の違いは少ないため年輪はとくにはっきりしない。狂いが少なく寸法の安定性は良い。材質が日本の木曾檜と良く似ている為、日本ではヒノキの代用品としての用途が高い。強度は国産ヒノキよりやや劣る。ヒノキのような匂いがあるが、むしろそれより強く刺激的である。斑の模様不明瞭。変色菌が比較的に早く付着して青色に変色しやすい欠点がある。表面仕上げは良好で、光沢が出る。酸に対する抵抗大。酸味がある。樹径1.7m。

*1:赤柾などの銘木レベルのベイヒは¥300万/㎥てとこでしょうか。日本のヒノキより安い(安かった)ようですが・・・絶対的には決して安いものではないですね。

ブビンガ

Bubinga2

名称・・・ブビンガ(Bubinga)

その他呼び名・・・ケバジンゴ(ガボンでの呼び名)、エシンガン、オベシ、ワカ

科目・・・マメ科ジャケツイバラ亜科ギボーティア(Guibourtia)属・広葉樹・環孔性散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Guibourtia tessmannii J.Leonard
Guibourtia spp.

産地・・・カメルーン、ガボンなどの熱帯アフリカ、ナイジェリア東南部、コンゴ

性質・・・木理:通直あるいは交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:緻密~やや緻密、硬さ:硬~超硬、腐食耐久性(耐朽性):中~強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.86~0.94
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.19
  • 平均収縮率%(板目方向):0.41
  • 曲げ強度MPa:155
  • 圧縮強度MPa:71
  • せん断強度MPa:--
  • 曲げヤング係数GPa:12.7

加工性・・・鋸挽:やや困難~困難、鉋掛:やや困難~困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:困難~超困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材、建具、家具
床材、室内装飾材、彫刻材、突き板

価格・・・☆☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)120万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・赤褐色の心材に赤ないし桃褐色の比較的不規則な縞が現れる。色合いや柄は個体差が大きい。表面の仕上りは良好。弾性があり折れや裂けに対して粘りがある。白蟻などの虫害に強い。樹高25~30m、樹径1m~2、3m。非常に太い木になり、硬質材でブビンガ以上の大径木はないと言われている。斑の模様不明瞭。ケヤキに代わり和太鼓の胴に利用される。オバンコールは同種の材。生材の時には悪臭を放つが、乾燥後は無臭。カリンに似ているので代用される。乾燥が遅く、乾燥時の狂いに注意。また乾燥が十分でないと収縮、膨張が起き易いため、広い面の床等に使用するには表面全部を塗装で包む必要がある。ロータリーカットされて美しい杢目を現わす。ロータリーカットされたものはケバチンガと呼ばれる。重硬なわりには加工しやすい。

パイン

名称・・・パイン(Pine)

その他呼び名・・・イエローパイン欧州赤松(オウシュウアカマツ)、SPF(エスピーエフ)

科目・・・マツ科--(--)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・

産地・・・北米、カナダ、ヨーロッパ

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭~やや不明瞭、肌目:緻密~粗、硬さ:軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:弱~強

  • 気乾比重:
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:弱~強、糊付接着性:良好、乾燥:容易~やや困難、塗装性:やや低~中

用途・・・構造材、造作材、建具、家具
フローリング、壁材

価格・・・☆~☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・マツ科の針葉樹の総称。

日本語でいう「松」のことですが、一般にはパイン材と言えば輸入材の松を言い、国産の松は指しません。ヨーロッパからのものだとオウシュウアカマツ、アメリカからのものだとイエローパイン、カナダからのものだとSPFのことを指すことが多いようです。その他ホワイトパインやポンデロサパインなど多種にわたりますので、業界では本来の樹種名で指示しています。

バルサムファー

Barusamu Barusamu2

名称・・・バルサムファー(Balsam fir)

その他呼び名・・・バルサムモミ、バルサム、米樅(ベイモミ)(*1)、カナダバルサムノキ

科目・・・マツ科モミ(Abies)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・Abies balsamea

産地・・・北米、主にニューイングランド地方

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや緻密~やや粗、硬さ:軟~中庸、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:弱

  • 気乾比重:0.42*
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.08
  • 平均収縮率%(板目方向):0.20
  • 曲げ強度MPa:49*
  • 圧縮強度MPa:27*
  • せん断強度MPa:4.9*
  • 曲げヤング係数GPa:8.3*

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:中、糊付接着性:良好、乾燥:容易、塗装性:高

用途・・・造作材、建具
箱材、パルプ、内装材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)40万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

  • 平割:24㎜、34㎜

その他・・・斑の模様不鮮明。樹高約20m。年輪は鮮明。白太も赤味も均一な白色で、パルプ原料としては最良の材質と称されている。ベイツガよりも軽くて強度も弱いが、狂いの少ない材質なので五大湖地方では建築材にされている。暑さには特に弱い。バルサム香がする木として知られ、木の色や硬さも似ていることからホワイトファーと同様の使い方をされている。精油は香料やガラスの接着剤として利用される。

「ミックスシロ」という呼び名があるという資料がありましたが、その1つだけで詳しくは不明です
流通ではベイツガとして取引されることもあります。入皮のようなカスレが出やすい材です。
*1:。ベイモミとも呼びますが、一般的にはベイモミとはバルサムファーを含めたモミ属をいくつかまとめた総称です。

ハードメープル

Haadomeepuru2

名称・・・ハードメープル(Hard maple)

その他呼び名・・・砂糖楓(サトウカエデ)、シュガーメープル、ブラックメープル、ロックメープル、イエローメープル、(鳥眼杢が現れたものを特に)バーズアイメープル

科目・・・カエデ科カエデ(Acer)属・落葉広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Acer saccharum(シュガーメープル)
Acer nigrum(ブラックメープル)

産地・・・カナダ、五大湖を中心とするアメリカ北東部

性質・・・木理:通直~(波状)、辺心材の境目:不明瞭、肌目:緻密、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.57~0.70
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.18
  • 平均収縮率%(板目方向):0.37
  • 曲げ強度MPa:61
  • 圧縮強度MPa:36
  • せん断強度MPa:10.2
  • 曲げヤング係数GPa:7.8

加工性・・・鋸挽:容易~やや困難、鉋掛:やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:困難、塗装性:高

用途・・・造作材、家具
床材、壁用パネル、内装材、単板、器具柄、楽器材、ダンスホールの床、ボーリングのレーン・ピン、バット

価格・・・☆☆☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)100万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:25㎜、30㎜

その他・・・ハードメープルは1種の樹種ではなく、シュガーメープルとブラックメープルの2種をまとめて呼ぶ名。表面仕上げは良好。絹糸状の光沢がある。ステインや艶出し加工で美しく仕上がる。衝撃に強く、割れにくい。年輪ははっきりしない。斑の模様不明瞭。樹高30~40m、樹径1.0m。日本のカエデと同様に白太が大きい程利用価値がある。赤味の中の擬芯材部は非常に硬く粘く、加工が困難な為使用に耐えない。心材は淡赤褐色だが、時々傷のある部分には緑黒色の條がある。乾燥の収縮は大きいほうである。釘、ネジ使用時には前もって穴をあけておく必要がある。樹液からメープルシロップやメープルシュガーをとる。材にもほのかな甘い香りがする。玉粒状の鳥眼杢(ちょうがんもく)Birdseyemaple が現れるものを「バーズアイメープル」と呼び、高級な家具材、楽器材として重用される。玉粒が多く、全面に均等に入るものは希少で大変高価である。波状木理が出る木はバイオリン杢=シカモアと呼ばれ珍重される。類似種として、少し軟らかい木質のソフトメープル類がある。

木目によってシカモアと呼ぶとありますが、「シカモア」といえば通常ホワイトシカモアという欧州産の別種類を指すと思います。
ハードメープルを、シュガーメープルとブラックメープルの2種にロックメープルを加えた3種を挙げる資料がありました。が、シュガーメープル=ロックメープルみたいです。また、ブラックメープルをシュガーメープルの亜種(学名:Acer saccharum ssp.nigrum)とする資料もありました。どちらの学名が正しいのかは不明です。

ホワイトアッシュ

Howaitoasshu2

名称・・・ホワイトアッシュ(White ash、Small seed ash)

その他呼び名・・・アメリカタモ、北米タモ、アメリカトネリコ、アメリカアッシュ、アメリカンホワイトアッシュ、ボルチモアアッシュ、オレゴントネリコ(オレゴンアッシュ)、グリーンアッシュ、アッシュ

科目・・・モクセイ科トネリコ(Fraxinus)属・広葉樹・環孔材・合弁花類(被子植物)

学名・・・Fraxinus americana
Fraxinus pennsylvanica(グリーンアッシュ)、Fraxinus excelsior(アッシュ)、Fraxinus latifolia、Fraxinus oregona(オレゴントネリコ)、Fraxinus anomala、Fraxinus berlandierana、Fraxinus caroliniana、Fraxinus cuspidata、Fraxinus dipetala、Fraxinus gooddingii、Fraxinus greggii、Fraxinus nigra、Fraxinus papillosa、Fraxinus pro

産地・・・北米全域。中東部に多い。ヨーロッパ、西アジア。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭、肌目:やや粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.18
  • 平均収縮率%(板目方向):0.29
  • 曲げ強度MPa:125
  • 圧縮強度MPa:51
  • せん断強度MPa:13.4
  • 曲げヤング係数GPa:12.2

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板
運動器具、バット素材、装飾材、化粧用単板、箱材、フローリング

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)60万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・スチーム曲げに適している。表面の仕上りは良好。ステインや艶だし加工で美しく仕上がる。日本のタモやトネリコ、シオジなどに類する。直径1.0m。ヤチダモより少し重く、より粘り、強度がある。衝撃に強い。ただ育った場所により材の性質に差が出て、キリのように軟らかい材もある。24x7.5x300cmの規格品のフリッチが主で丸太の輸入は少ない。市場で取り扱われるホワイトアッシュの類の木材には、グリーンアッシュが含まれているとされている。素地着色を施すと逆目に色が吸い込まれ、色ムラを発生しやすい。

ヨーロッパや西アジア産のもの(=アッシュ:Fraxinus excelsior)もホワイトアッシュと言うようです。でもホワイトアッシュと言えば通常は北米産のものの事を指すと思います。
英名がたくさんあったので一応挙げておきます。Biltmore Ash、Biltmore White Ash、Canadian Ash、Cane Ash、Ground Ash、Mountain Ash、Quebec Ash、Red Ash、Smallseed White Ash、White River Ash、White Southern Ash、Dwarf Ash、Singleleaf Ash

ビャクダン

Byakudan Byakudan2_2

名称・・・白檀(Sandal wood)

その他呼び名・・・サンダルウッド、老山白檀(ロウザンビャクダン)

科目・・・ビャクダン科ビャクダン(Santalum)属・常緑広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Santalum album

産地・・・インド、インドネシア、ティモール島、東南アジア、オーストラリア

性質・・・木理:やや交錯、辺心材の境目:不明瞭~明瞭、肌目:緻密、硬さ:極硬、腐食耐久性(耐朽性):強、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.84
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:{000
  • 圧縮強度MPa:{00
  • せん断強度MPa:{00.0
  • 曲げヤング係数GPa:{00.0

加工性・・・鋸挽:やや困難、鉋掛:やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材
囲炉裏框、仏像彫刻、宝石箱、櫛、ペーパーナイフ、扇子、線香の原料

価格・・・☆☆☆☆☆~

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・ほぼ丸太の状態

その他・・・斑の模様不明瞭。インドの葬儀には欠かせない香木でかなりの量が消費される。デカン高原のインド西側のマイソール周辺で採れるものが最高とされ、老山白檀(ロウザンビャクダン)という別称で呼ばれる。インドビャクダンは少し黄色を帯びた灰白色で、使い込むと黒ずんでくる。インドネシアに入ると木も太くなり、木目が荒く黄色味が強くなってくる。長い直材は殆ど無く曲がった材が多く、1m前後の長さで直径も20cmが大きい材となる。白太は白色で無臭だが、赤味は高貴な白檀色という卵白色で芳香がある。茶室の炉には最高の框材とされる。ビャクダンには堅く赤い偽心がある。材面は油状の感触がある。強烈な芳香があり、香油(白檀油)の原料ともされる。半寄生性の樹木のため栽培は大変困難で年々入手が難しくなり、インド政府によって伐採制限、輸出制限がかけられている。そのため、丸太に少し彫刻をして彫刻品として出荷される。

ビャクダンのことを中国名では「栴檀(センダン)」というようですが、いわゆるセンダンはセンダン科の別の樹種です。
最近はアロマテラピーにも使われているようです。環孔材とする資料もありましたが、材を見ると環孔材という感じではないですね。価格的には、たぶん製材品ではほぼ売られていないでしょうから書いてませんが、無理やり㎥単価を出すと600万はするでしょうか。

ペルポック

Perupokku2

名称・・・ペルポック(Perupok)

その他呼び名・・・ロフォペタルム、チロ、プルプウレペック、ソンサルン

科目・・・ニシキギ科ロフォペタルム(Lophopetalum)属・広葉樹・{散孔材/環孔材/放射孔材・被子植物

学名・・・Lophopetalum spp.
Lophopetalum javanicumなどを含む

産地・・・パプアニューギニア、インドネシア、マレーシア、インド、インドシナなど

性質・・・木理:通直~やや交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや緻密、硬さ:軟~やや軟~(硬)、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.34~0.64
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.13
  • 平均収縮率%(板目方向):0.22
  • 曲げ強度MPa:59
  • 圧縮強度MPa:39
  • せん断強度MPa:-
  • 曲げヤング係数GPa:8.0

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、家具、合板
額縁材、天井板、梱包材、脚物家具、引出しの側板、集成材、木製小物

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)45万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・平割:36㎜

その他・・・釘打や乾燥の際に割裂しやすい。幅の広い同心円状の柔組織帯をもち、これを年輪に間違えることがある。また、板目面には杉などの針葉樹の板目面に似た年輪様の模様が現れる。ボルネオからの木材が日本市場に目立つようになった頃から、少量だが一定して輸入されている。生木には独特の芳香がある。表面の仕上りは良好。ラミンの代用として用いられている。

環孔材に近い散孔材なのでしょうか?明記した資料が見つかりませんでした。強度もせん断強度だけ何故か不明です。

ブナ

Buna2

名称・・・椈・橅・山毛欅(Beech)

その他呼び名・・・シロブナ、ソバグリ、ソバノキ、ブナノキ、ホンブナ、(イヌブナ、クロブナ)

科目・・・ブナ科ブナ(Fagus)属・落葉広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Fagus crenata
Fagus japonica(イヌブナ)

産地・・・北海道南部から本州、四国、九州。特に東北が主産地

性質・・・木理:ほぼ通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:緻密、硬さ:やや硬~硬、腐食耐久性(耐朽性):極弱、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.63
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.18
  • 平均収縮率%(板目方向):0.41
  • 曲げ強度MPa:98
  • 圧縮強度MPa:44
  • せん断強度MPa:12.7
  • 曲げヤング係数GPa:11.8

加工性・・・鋸挽:中庸、鉋掛:中庸、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:中、乾燥:注意、塗装性:高

用途・・・造作材、家具
主に脚物家具、床板、スキー板、ベニヤ材、玩具材、楽器の鍵盤、器具、漆器木地、曲木、靴木型、日用品、パルプ

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)35万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:34㎜、45㎜

その他・・・山の奥地に多く生育する。関東以南では暖帯林が温帯林に変わる山地内で見られるが、東北地方では平地に生育ブナの純林も残っている。日本の広葉樹の中で最も蓄積量が多い樹種。広葉樹の人工林はまれで、ブナもほとんど植林されていない。ただ北海道函館の七飯のガルトネル・ブナ林と呼ばれる人工林は、もうかなり老いてはいる(明治2、3年の植林)がブナ人工林の成功例として名が知られている。樹高25m、樹径1.5m。本来、心材は無く全て辺材であるが、しばしば不斉円形の濃色の部分を持ち、これを不正常な心材ということで偽心材と呼んでいる。この偽心材の部分には何重にも縞があり菊花の模様となることがある。材は均質だが、腐朽や狂いははなはだしい。しかし近年人工乾燥法が発達し狂いを除去することが出来るようになり木工家具の材料として見直されるようになってきた。現在では蓄積は非常に少なくなり、かつてブナに頼っていた家具工業はその代替材を探すことに努めている。曲木加工に適する。放射組織が広く、高い為板目面ではゴマのような濃い色の点となり、柾目面では帯状の模様(虎斑:とらふ)となる。板目面ではいわゆる樫目(?)を呈し、柾~追柾面に米粒大の斑(ふ)が現れるのが特徴。年輪はあまりはっきりしない。木材に防腐剤を注入しにくい。西欧では「森の女王様」と呼ばれ、昔から尊敬され親しまれてきている。

同属の樹種にイヌブナ(Fagus japonica)があります。クロブナとも言うようですが、材質がブナより少し劣るようです。このイヌブナを含めてブナという場合もあります。
「山毛欅」と書いてブナと読むようですね。当て字と思いますが、この字は本来、中国ブナ(Chinese beech:Fagus engleriana?)の一種のことを指すみたいです。でも詳細は不明です。

ホワイトセラヤ

名称・・・ホワイトセラヤ(Bagtikan)

その他呼び名・・・バクチカン(フィリピンでの呼び名)

科目・・・フタバガキ科Parashorea属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Parashorea malaanonon

産地・・・フィリピン、インドネシア、マラヤ、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーなど

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや粗~粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):やや弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.43~0.69
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・5~10cm間隔で同心円状の濃淡の縞模様がでる。表面の仕上り良好。釘打で割れやすいので注意。「ホワイトセラヤ」はサバで使用されている一定の樹種の総称。

ホワイトラワンとはまた別物みたいです。同じ白ラワン類のグループだと思いますが。。。実物を見てもたぶん区別つかないでしょうね。

ホワイトラワン

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名称・・・ホワイトラワン(White lauan)

その他呼び名・・・ライトレッドフィリピンマホガニー、シロラワン

科目・・・フタバガキ科Pentacme属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Pentacme contorta

産地・・・フィリピン

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟~中庸、腐食耐久性(耐朽性):やや弱、磨耗耐久性:中

  • 気乾比重:0.44~0.59
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.16
  • 平均収縮率%(板目方向):0.26
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:やや困難、鉋掛:やや困難、釘打保持力:やや弱、糊付接着性:良好、乾燥:やや困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・ラワン・メランチ類の中では最も淡色で、最も軽軟な材。斑の模様明瞭繊細。第二次大戦後急速に消費量の増えたラワン材は、最初に材質も良く伐採環境の良いフィリピンミンダナオ島のラワン材から使い始まり、次に材質がやや落ちるボルネオのサバ州の木材を消費し、更にカリマンタンの山岳地帯のメランティ材を伐採し、ラワン系の木材が分布している最遠地点であるタリアブ島のメランティを切り尽くして丸太の輸入が不可能になった。現地の資源の枯渇に伴い各国では丸太の輸出禁止令が施行され、製品化され輸入されるようになった。