8.【ら行】

木材名称一覧 【ら行】

ラミン

Ramin2

名称・・・ラミン(Ramin)

その他呼び名・・・メラウィス、南洋桧(ナンヨウヒノキ)

科目・・・ゴニスチラ(ジンチョウゲ)科--(Gonystylus)属・広葉樹・散孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Gonystylus bancanus Kurz.
Gonystylus macrophyllus

産地・・・東南アジア、ニュージーランドを経て太平洋地域、ザハ、サラワク、インドネシア、マレーシア、ボルネオ、マラヤ、フィリピン、スマトラ、ニューギニア、ソロモン諸島、フィジー

性質・・・木理:ほぼ通直、辺心材の境目:不明瞭、肌目:やや緻密~やや粗、硬さ:やや硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.52~0.72
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.21
  • 平均収縮率%(板目方向):0.39
  • 曲げ強度MPa:118
  • 圧縮強度MPa:67
  • せん断強度MPa:11.8
  • 曲げヤング係数GPa:14.2

加工性・・・鋸挽:容易~中、鉋掛:容易~中、釘打保持力:弱、糊付接着性:良好、乾燥:容易~やや困難、塗装性:中~高

用途・・・構造材、下地材、造作材、建具、家具、合板
床材、廻り縁、玩具、家具の表面材、引き出しの側板、梱包材、内装材、装飾材、器具、箸

価格・・・☆☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)50万/㎥?

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・一般に小径木が多い。樹径1.0m。違った丸太でも色合いが均一。表面の仕上りは良好。板目面、柾目面に導管の条(條)がその中に入っている物質のために赤色になって浮き出ている。乾燥時や釘打ち時に割れやすいので注意が必要。斑の模様不明瞭。水中貯木や乾燥の際など、悪臭を発することがある。樹皮に硬く尖った繊維があり、皮膚に刺さると傷みやかゆみを感じる。脆性あり。ボルネオ島に量的にまとまった蓄積があり、ラワン丸太の全盛期にも合板用材としてではなく製材用として大量に輸入されていた。欠点は、乾燥していない状態では青変菌の害を受けやすく、青色のカビが材の中に入りやすい。空気に触れると青カビによる変色が早く発生し海中に貯木している時でも空気に触れている部分の白太はすぐに青変する。その為、早く含水率を下げる必要がある。1978年にインドネシアでは丸太の輸出を禁止し、製材品としての輸出を奨励。さらに2001年4月、伐採・商業取引の禁止令を出した。またインドネシア政府は、自国からのラミンの輸出割当量をゼロにすることをワシントン条約事務局に通告している為、同国の輸出許可証がない限り、日本ではインドネシア産ラミン材は輸入不可となる。

ちなみにアガチスも南洋桧(ナンヨウヒノキ)と呼ぶようです。

ラジアータパイン

Rajiatapain2

名称・・・ラジアータパイン(Radiata pine、Monterey pine)

その他呼び名・・・ラジャータパイン、ラジアタ松(ラジアタマツ)(ラジアータマツ、ラディアタマツ)、ニュージーランド松(ニュージーランドマツ)、ニュージ松(ニュージマツ)、チリ松(チリマツ)、モントレーマツ、モントレーパイン

科目・・・マツ科マツ(Pinus)属・針葉樹・裸子植物

学名・・・Pinus radiata

産地・・・ニュージーランド、オーストラリア、チリ、南アフリカなど。原産は北米のカリフォルニア(モントレー地区)。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭~やや不明瞭、肌目:粗~やや粗、硬さ:やや軟~硬、腐食耐久性(耐朽性):弱、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.44
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.10
  • 平均収縮率%(板目方向):0.24
  • 曲げ強度MPa:69
  • 圧縮強度MPa:32
  • せん断強度MPa:8.8
  • 曲げヤング係数GPa:8.3

加工性・・・鋸挽:良好~やや困難、鉋掛:中~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好、乾燥:良好~やや困難、塗装性:注意

用途・・・構造材、下地材、建具、家具、合板
ウッドデッキ、梱包用木箱、パレット、割箸、パルプ、杭、集成材、床材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・シキ板:200x27x4000(一等\50,000/㎥)

その他・・・南半球で広く植栽されている。日本に大量に輸入されているのは全て造林木。年輪幅が非常に広いことが多い。また大きい節が多数出る為木材としては低い評価を受けている。大きな節が出てくると加工しにくくなるが、節の無い部分の加工は容易。成長の早い樹の幹の髄に近い部分では年輪があまりはっきりしないことが多いが、外側へ行くとマツ類らしい年輪を形づくるようになる。樹心に近い部分の強度は低い。葉が三本一組になる三葉松の仲間。成長が非常に早い木で、20年で樹高25~30mになる。ニュージーランドでは植林してから25~30年サイクルで伐採し植林する輪伐で木材を生産している。斑の模様不明瞭。仕上り面は良好。マツ科特有の樹脂が非常に強い。防腐処理をして一般構造用材に使われるが、建築では主に下地材として使われる。

レッドオーク

Reddoooku2

名称・・・レッドオーク(Red oak)

その他呼び名・・・ノーザンレッドオーク、サウザンレッドオーク、スパニッシュオーク、チェリーバークオーク、ブラックオーク、シュマードオーク、スカーレットオーク、ピンオーク、ウイローオーク、ヌタールオーク、ウォーターオーク、ローレルオーク、アメリカンオーク

科目・・・ブナ科コナラ(Quercus)属・落葉広葉樹・環孔材・離弁花類(被子植物)

学名・・・Quercus spp.
Quercus rubra(ノーザンレッドオーク)、Quercus borealis(ノーザンレッドオーク)、Quercus falcata(サウザンレッドオーク)、Quercus falcata var.pagodaefolia(チェリーバークオーク)、Quercus velutina(ブラックオーク)、Quercus schmardii(シュマードオーク)、Quercus coccinea(スカーレットオーク)、Quercus palustris(ピンオーク)、Quercus phellos(ウイローオーク)、Quercus nuttallii(ヌタールオーク)、Quercus naigra(ウォーターオーク)、Quercus laurifolia(ローレルオーク)などを含む

産地・・・全米一帯に分布するが、中東部のものが良く知られる。テネシー、アーカンソー、ケンタッキー、モンタナの各州に多く生育。ヨーロッパ、イラン。

性質・・・木理:通直、辺心材の境目:明瞭~(不明瞭)、肌目:粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:強

  • 気乾比重:0.70
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.15
  • 平均収縮率%(板目方向):0.32
  • 曲げ強度MPa:98
  • 圧縮強度MPa:46
  • せん断強度MPa:12.3
  • 曲げヤング係数GPa:12.4

加工性・・・鋸挽:容易~やや困難、鉋掛:容易~やや困難、釘打保持力:強、糊付接着性:中~良好、乾燥:(容易)~困難、塗装性:中~高

用途・・・造作材、建具、家具
床材、内装材、化粧合板、枕木、抗木、牧場柵、棺桶、農機具、工具の柄、木工品、箱、ボート

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:150x38x4000(無節\300,000/㎥)

  • 平割:30㎜、38㎜

その他・・・レッドオークはNorthern red、Scarlet、Shumard、Pin、Nuttall、Black、Southern red、Water、Cherrybark、Laurel、Willowなどの名前を冠したオーク(コナラ属)の樹種の総括樹名。柾目面にシルバーグレイン(虎斑:とらふ)が現れる。スチーム曲げに適している。耐久性はホワイトオークより劣る。日本のナラ材がこれに類する。ホワイトオークと異なり導管が大きく通っていて液体を通しやすい(導管孔にチロースという細胞壁のようなものがつまってない)ため樽材には適さない。またそのために製材寸法はホワイトオークとは全く異なる。斑の模様鮮明(虎斑)。若木の方が木目が詰んでいて綺麗。乾燥の際、収縮が激しく割れや曲がりが多くでるため、乾燥管理が難しい。樹高35m、樹径1.5m。導管が列を成しているので板目は特に肌触りが粗い。柾目板の杢はホワイトオークに比べて劣る。ホワイトオークと良く似ているが、材の色に差があるとともに、導管にチロースがないことで区別できる。衝撃に強い。

学名Quercus rubra=Quercus borealisらしいです。同じものに2つ学名がある、という意味でしょうか?詳細は不明です。

ラワン

Rawan2

名称・・・ラワン(Lauan)

その他呼び名・・・セラヤ(サバでの呼び名)、メランチ(マレーシア、インドネシアでの呼び名)、フィリピンマホガニー(英名での呼び名)

科目・・・フタバガキ科--(--)属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・

産地・・・フィリピン、マレーシア、インドネシア、インド

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗、硬さ:軟~中、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.38~0.64
  • 平均収縮率%(柾目方向):
  • 平均収縮率%(板目方向):
  • 曲げ強度MPa:
  • 圧縮強度MPa:
  • せん断強度MPa:
  • 曲げヤング係数GPa:

加工性・・・鋸挽:容易、鉋掛:容易、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:{良好/不良、乾燥:やや困難、塗装性:{低/中/高

用途・・・造作材、合板材、家具用芯材

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)30万/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・平割:24㎜、34㎜

その他・・・フタバガキ科の広葉樹の総称。「ラワン」はフィリピンでの呼び名。きわめて多数の種類が含まれる。大きくホワイトラワン、レッドラワンに分けられる。ヒラタキクイムシなどの虫害にあいやすい。フタバガキ科の通性として垂直樹脂道を多くもつ。材色により便宜的に3グループに分ける。赤ラワン類にはタンギール、レッドラワン、マヤピス、アルモンなど、白ラワン類にはホワイトラワン、バグチカンなど、黄ラワン類にはマンガシノロなどが含まれる。日本の合板用材の最も主要なものであり、パーティクルボード、ファイバーボードの原料として大きい部分を占めている。材組織は均一で光沢に富むが、大きな気孔が見られる。乾燥時に狂いが出やすい。

「ラワン」という樹種はないんですね。「SPF」の名称と似たような感じでしょうか。でもSPFはどれも見た目が似てますけど、赤ラワンと白ラワンじゃ見た目が全然違うと思うのです。・・・でも塗装すれば判らないですか^^;

レッドメランチ

Reddomeranti

名称・・・レッドメランチ(Red meranti)

その他呼び名・・・ライトレッドメランチ(アルモン、メランチテンバガ、メランチマジャウ、メランチサマック、マヤピス)、フィリピンマホガニー(フィリピンでの呼び名)、レッドセラヤ(サバでの呼び名)、レッドラワン(レッドフィリピンマホガニー、アカラワン)、ラワン(他のフタバガキ科の広葉樹も含めた総称としての呼び名)(*1)

科目・・・フタバガキ科ショレア(Shorea)属Rubroshorea亜属・広葉樹・散孔材・被子植物

学名・・・Shorea spp.
Shorea negrosensis(レッドラワン)、
Shorea almon(アルモン)、
Shorea leprosula(メランチテンバガ)、
Shorea leptoclados(メランチマジャウ)、
Shorea parvifolia(メランチサマック)、
Shorea squamata(マヤピス)などを含む。

産地・・・タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン等の東南アジア。

色調・・・心材は淡桃色から濃赤褐色。辺材は淡色、淡い黄色から黄白色。

性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭~不明瞭、肌目:粗、硬さ:軟、腐食耐久性(耐朽性):弱~中、磨耗耐久性:{弱/中/強

  • 気乾比重:0.48~0.74
  • 平均収縮率%(柾目方向):0.12
  • 平均収縮率%(板目方向):0.26
  • 曲げ強度MPa:56
  • 圧縮強度MPa:.32
  • せん断強度MPa:8.5
  • 曲げヤング係数GPa:7.2

加工性・・・鋸挽(ノコビキ):容易~中、鉋掛(カンナガケ):容易~中、釘打保持力:{弱/強、糊付接着性:良好~中、乾燥:容易~中、塗装性:中

用途・・・造作材、建具、家具、合板

価格・・・☆

  • 無節材(2000x210x34㎜)--/㎥

メーカー・・・

一般流通サイズ・・・

その他・・・赤ラワン類(*1)の木で約70種が知られている。ダークレッドメランチを含めて扱うことがあるが、ダークレッドメランチとは材の色調や重厚さが大きく異なる。市場でライトレッドメランチと呼ぶのは、Shorea属のRubroshorea亜属の樹種のうち赤色系でしかも淡色の木材のグループであるため、植物の分類とは必ずしも一致していない。むしろ商取り引き上のグループといえる。本マホガニーの代替材としても用いられる。

  • 【その他色調等】:柾目面にリボン杢が認められる。丸太の小口にブリットルハート(縦の繊維が無くなる状態)が認められる。同一樹種であっても、心材の色が生育環境によってずっと濃色になり、ダークレッドメランチといっても差支えないような赤褐色になる。また比重もそれに伴って高くなる。
  • 【その他性質等】:メランチ類の特徴といえるのは軸方向細胞間道(樹脂道)が同心円状に長く連続していること。道管の直径が大きいため、肌目は粗い。辺材はヒラタキクイムシの害を受け易い。丸太の中心部から採取した木材は脆心材という脆い木材の部分を含むので注意。
  • 【その他加工等】:防腐剤の注入は難しいとされている。
  • 【立木での性質等】:

*1:ラワンは色合いで大きく分けられて、白ラワン類と赤ラワン類、そして黄ラワン類があるようです。レッドメランチはこの赤ラワン類に入るのでしょう。
その他の呼び名で書いた「アルモン」はホワイトラワンに分類されるという資料もありました。ライトレッドメランチ(アルモンなど)は本来レッドメランチと分けるのかも知れません。。。